海外でシャツを購入して帰国後に開封したところ、セキュリティタグ(防犯タグ)を外してもらえておらず、付いたままでした……。
気づいた時点で帰国済みだったため購入したお店に持ち込むこともできず、気に入って買った洋服が着れないのも悔しいので、YouTubeなどの情報を参考にセキュリティタグと格闘してなんとか外しました。
念のためお伝えしておきますと、当然ながらセキュリティタグは、購入時にお店の方に外してもらうのが本来の姿です。
今回はお店に持ち込むことが物理的にできなかったため、自力で外す方法を模索しました。
これは、他に手段がないことが前提のやり方で、基本的にはお店に問い合わせ・持ち込んでお店で外してもらうべき話かと思います。
(今回私が取った手法は、やむを得ないもの)
とはいえ、海外で購入したもの(特にアウトレットやネットショッピング)では、この防犯タグが外れていないことが稀に起きるようです。
私と同様、他に手段がなく自力で外さざるを得ない方のお役に立てばと思い、備忘のためその方法を残しておきます。
(くどいようですが、あくまでやむを得ない時の手段です(当然代金支払い済のものである前提です)。)
では、はじめます。
セキュリティタグと格闘
使った手法まとめ
- ビニール袋
→少し隙間ができる - スプーン
→さらに隙間ができる - ニッパー
→できた隙間に入れて、針をカット
それぞれの手法を詳しくお話ししていきます。
手法①:ビニール袋の持ち手の部分を巻きつける
最初に、ビニール袋の持ち手の部分を巻きつけていくと外れる、という動画を参考に試してみました。
私のケースでは、やり方が悪かったのか少し隙間ができる程度でしたが、隙間を作るのには効果的でした。
ビニールなので服に傷がつきにくいのも良かったです。
手法②:スプーンを使ってこじ開ける
続いて、曲がりにくそうなしっかり目のスプーンを使ってこじ開けることにしました。
これをやって、さらに隙間ができました。
スプーンを使うという話を参考にさせてもらいました。
他にも色々と手法を試してくれている動画で、自分に合った方法を探せるかなと思います。
家にハンマーが無く試せなかったのですが、タグの側面をハンマーで叩く技も良さそうでした。
手法③:ニッパーで針の部分をカット
この時点で作業を始めてから1時間以上経過していました。
引っ張ったりするだけでは外れるものでは無いことを察知し、家の工具を探してみたところ、手作りアクセサリー用のニッパーが出てきました。
そこで、①と②でできた隙間にこのニッパーを入れて、針の部分をカットしてみることにしました。
かなり力を入れてカットすることで、無事にタグを切る(=外す)ことができました。
ニッパーを使う際は、布をカットしてしまわないように気をつけたほうが良さそうです。
ニッパーが大きいと隙間に入らないので、偶然ではありますが、この「小さめのニッパー」が良かったようです。
タグが付いていることに気がついてから試行錯誤の結果、タグを外すまでにかかった時間は計1.5時間でした。
タグを外した後の洋服の状態
わずかながらも布に傷がついてしまいました(おそらくスプーンを使った際)
そこまで目立たないところにあるので、着用→洗濯しているうちに気にならなくなることを願っています。
タグを上手く外せなかった場合は購入したデパートに連絡しようと思っていましたが、連絡したところで
- デパートに再訪できない
- 国を超えての返品処理も面倒で、できればしたくない
と思っていたため、クレームを入れてもこちらが疲弊するだけかと思い、デパートへの連絡は特に入れていません。
私も、滞在中に包みを開けて確認すればよかったかもなぁ……という若干の反省点もあります。
タグについて心配だったこと
このタグを外すにあたり、タグに関して心配だったことが2点あります。
それは、
- タグを外すと音が鳴ってしまうのではないか
- タグを外すとインクが飛び出てきてしまうのではないか
という点です。
結論からお伝えすると、私が格闘したセキュリティタグのタイプはインクが出るものではなかったため、心配していた2点はどちらも大丈夫でした。
音も、タグから鳴る仕組みではないようです(少なくとも私が外したタグから音は鳴りませんでした)。
タグの種類によっては、外す過程で防犯対策でインクが出てくるものもあるようです。
自力で外さざるを得ない場合でも、インクが出るタイプかどうか不明の場合は、お店の方に事前に問い合わせても良いかもしれません。
さいごに:海外では購入時・購入直後にタグをチェックしよう
今回のケースは私自身はじめての体験でしたし、頻繁に起こることでもないと思いますが、ご紹介したYouTubeのコメント欄を見ると、海外では同じようにタグを外してもらえずに困っておられる方がちらほらいらっしゃるようで、(日本ではあまり考えられませんが)海外では起きうることなのかもしれません。
ですので、海外で洋服や靴など、セキュリティタグがついている(ついていそうな)商品を購入する際は、レジでお店の方がタグを外してくれているかどうか、その場で確認しておいた(見ておいた)ほうが良いと思いました。
(または、購入直後に洋服を触ってみてタグが残っていないかチェックしてみる等)
(通販だとチェックする術がなく、どうしようもないのですが。)
なお、今回の私のケースは、購入時に店員さんがセキュリティタグを外そうと洋服をチェックしてくれたものの、「タグがついていない洋服も時々あるのよね〜」と言って途中でタグを探すのをやめ、結果外してもらえてなかった、という経緯があります。
その後、デパートを出る際に音が鳴ったのですが、そのデパートの紙袋と、中に入っている(購入済みの)包まれている洋服&レシートを警備員の方がちらっと見て、そのまま通してくれたのでした。
その時、私も気がつけばよかったのですが、その少し前の店員さんとのやり取りで「この服にはもともとセキュリティタグがついていなかった」と思い込んでいたので、まさかタグがついたままになっているとは思わなかったのでした……。
この洋服を購入した際のレシートです。
海外は予想もしないことが色々と起こりますよね……
また一つ新たな経験をさせてもらったと前向きに捉えたいと思います。
本記事は以上になります。
ここまでお読みくださりありがとうございます。