語源(インド系言語)

タイ語「บาป(バープ):悪」の語源【パーリ語/サンスクリット】

本記事では、タイ語で「悪」といった意味を持つ単語「บาป(bàap/バープ)」の語源を見ていきます。

タイ語「บาป(bàap)」
タイ語 บาป説明
読み(発音記号)
※カタカナは参考程度
bàap
(バープ)
意味①

悪業
悪徳
不純
宗教で教え(または禁じ)ていることに反する行為
意味悪い
不純な
品詞①名詞
②修飾語
原語パーリ語/サンスクリット

タイ語「บาป(bàap/バープ)」はパーリ語/サンスクリットから来ています。

詳しく見ていきます。

タイ語「บาป(bàap)」の語源

タイ語「บาป(bàap/バープ)」の語源は、パーリ語/サンスクリット「pāpa/パーパ(पाप‎)」です。

語源【パーリ語】

パーリ語
pāpa
説明
単語pāpa
タイ文字
表記
ปาป
意味①悪しき
意味②


過失
罪悪
品詞①形容詞
②中性名詞

語源【サンスクリット語】

サンスクリット語
पाप(pāpa)
説明
単語
(デーヴァナーガリー文字)
पाप
単語
(読み)
pāpa
(パーパ)
単語
(タイ文字表記)
ปาป
意味①有害な
悪い
犯罪の
罪深い
意味②邪悪な男
悪党
罪人
意味③害悪
邪悪
犯罪
悪行
悪事
品詞①形容詞
②男性名詞
③中性名詞
補足事項

※こちらでご紹介するサンスクリット語・パーリ語の訳語は、数多くある訳語の中から、タイ語の意味に照らし語源として説明がつく(と思われる)訳語を当サイト著者の独断で選んでおり、恣意的な要素が含まれます。

そのため、他の訳語も確認したいという場合は、どうぞ辞書でご確認いただければと思います(記事の最後に参考文献として掲載しております)。



【考察】「p」から「b」への音の変化

タイ語「บาปバープ(bàap)」とその原語「pāpa/पापパーパ」を比べてみると、パーリ語/サンスクリットの「p※タイ文字表記では[」の音がタイ語では「b]」になっていることがわかります。

【パーリ語/サンスクリット】
pāpa
[頭子音「」←पाप]

【タイ語】
bàap
[頭子音「」←บาป]

サンスクリット/パーリ語の「p)]」は、タイ語に入った際に「b]」になることがよくあるようです。

他の単語も例に挙げてみます。

[p]→[b]になったタイ語単語【一例】

タイ語
b]】
原語
(インド系言語)
p]】
บาป:悪
bàap/バープ)
pāpa
(パーパ/पाप)
บิดา:父
bìdaa/ビダー)
[パーリ語]
pitā
(ピター)

[サンスクリット語]
pitṛ
(ピトル/पितृ)
บัตร:券・票
bàt)
(バッ(ト))
[サンスクリット語]
pattra
(パットラ/पत्त्र)
patra
(パトラ/पत्र)
บริษัท:会社
bɔɔrisàt)
(ボーリサッ(ト))
[サンスクリット語]
pariṣad(parishad)
(パリシャド/परिषद्)
บุรุษ:男性
burùt)
(ブルッ(ト))
[サンスクリット語]
puruṣa(purusha)
(プルシャ/पुरुष)


【まとめ】タイ語で「悪」を意味する「บาป(bàap)」の語源

本記事では、タイ語で「悪」といった意味を持つ単語「บาป(bàap/バープ)」の語源について見てきました。

まとめます。

タイ語「บาป(バープ)」の語源

タイ語「บาป(bàap)」の語源

パーリ語/サンスクリット
「pāpa/パーパ(पाप‎)」

本記事は以上になります。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。



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