こんにちは。Sripasa(@Sripasaa)です。
先日、タイのTVチャンネル「Thai PBS」の番組で「クルアイ・プラ/กล้วยพระ/klûai phrá」という品種のバナナが紹介されていました。
その「クルアイ・プラ」というバナナは、かなり変わった品種のようで興味が湧きましたので、今回はこちらの番組と、その関連ツイートを掘り下げて見ていきたいと思います。
では始めましょう。
タイの珍しい/変わった品種のバナナ「僧侶バナナ(クルアイ・プラ/กล้วยพระ)」の特徴
「クルアイ・プラ/กล้วยพระ」というバナナがあるんだそうです。
(初めて聞きました)直訳すると「僧侶バナナ」ですが、変わった品種のバナナで
・若芽がない
・種で繁殖する
・食べるのは茎の部分(薄切りにしたり、細かく刻んだり)名前の由来は諸説あるようですが、
(続きます) https://t.co/TsTr9MeAgV— Sripasa (@sripasaa) 2018年10月27日
こちらのツイートでも書きましたが、「僧侶バナナ(クルアイ・プラ/กล้วยพระ)」の特徴は
・若芽がない
・種で繁殖する
・食べるのは身の部分ではなく、茎の部分
です。
種で繁殖する
バナナの身の中には、直径1cm超の黒い種が入っています。
食用となる茎の部分
茎は、直径20cm程度はあるように思います。
こちらを薄切りにしたり、みじん切りにしたりして、料理に使います。
甘くてコリコリした食感とか。柔らかくはないそうです。
タイの珍しい/変わった品種のバナナ「僧侶バナナ(クルアイ・プラ/กล้วยพระ)」の名前の由来
(続き①)
①若芽がないのが、子供を作れない僧侶と同じ
②主に朝収穫するのが、朝に托鉢を行う僧侶と同じ
③樹液の色が、僧侶の袈裟の色によく似ているから
この辺りが由来のようです動画を見ると、イメージしていたよりも種は大きくて茎は太かったです#ThaiPBS #ภัตตาคารบ้านทุ่ง #กล้วยพระ pic.twitter.com/6OrS1yyON8
— Sripasa (@sripasaa) 2018年10月27日
どうして「僧侶バナナ」と呼ばれることになったのか、についてですが、その由来は諸説あります。
①若芽がないのが、子供を作ることができない僧侶と似ている
②クルアイ・プラは、主に朝、切って収穫するのですが、それが朝に托鉢を行う僧侶と同じ
③樹液の色が、僧侶の袈裟の色(オレンジ色)によく似ている
この辺りが由来となっています。
樹液の色
樹液は、このようにきれいな(鮮やかな)オレンジ色です。
これがタイの僧侶の袈裟の色によく似ていることも、クルアイ・プラ(僧侶バナナ)と呼ばれる理由(諸説あり)の一つとされています。
タイの珍しい/変わった品種のバナナ「僧侶バナナ(クルアイ・プラ/กล้วยพระ)」を使った料理
このクルアイ・プラ自体、なかなか珍しいものですが、タイ東部のトラート県で食べられています。
こちらの動画では、鶏肉とクルアイ・プラを使ったカレーと、魚とクルアイ・プラを使ったラープの作り方が紹介されています。
これはカレーですが、料理に入っているのを見ると薄切りのクルアイ・プラが筍のようにも見えますね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
こちらの動画ですが、前半はクルアイ・プラについての説明で、後半にクルアイ・プラを使った料理の作り方です。
後半では、ココナッツの削り方やもち米の蒸し方なども含め、昔ながらのタイ料理の手順も垣間見れて、面白かったです。
25分と長めですがおすすめです。
リスニングの教材としても適切だと思います。
是非見て(聞いて)みて下さい。
ขอบคุณรายการ Thai PBS สำหรับข้อมูลและภาพค่ะ
ที่มาของข้อมูลและภาพด้านบน:
http://program.thaipbs.or.th/BanTung/episodes/56429出所:
http://program.thaipbs.or.th/BanTung/episodes/56429
タイのTVチャンネルThai PBS内の番組「ภัตตาคารบ้านทุ่ง/パッタカーン・バーン・トゥン」より