タイ語試験

通訳案内士試験(タイ語)合格体験記と、一次試験に3回も落ちた話を振り返る

通訳案内士試験(タイ語)
Sripasa
Sripasa

2017年に通訳案内士試験に合格し、全国通訳案内士(タイ語)の資格を取得しました。

通訳案内士試験に合格した、とさらっと言いましたが、実際は2014年から試験を受け始め、トライすること4回…。

試験は年1回のため、2014年、2015年、2016年度の試験に3回落ち、『4度目の正直』で2017年にようやく合格したという、本当に長い道のりでした。

途中で何度も嫌になり、何度も諦めようと思いました。

本来であれば恥ずかしい話で、受験していることも身近なごく一部の人にしか話していなかったほどですが、試験に落ちるというのは理由があるはずなので、合格して落ち着いた今だからこそ、3年も落ち続けた原因を改めて考えてみたいと思います。

通訳案内士試験の概要

一次試験(筆記)二次試験(口述)で構成されます。

試験は年1回で、

一次試験:8月
二次試験:12月

に行われています(2021年は一次試験が9月に)。

一次試験(筆記):外国語+邦文科目

『外国語(タイ語:記述式)』※試験時間2時間
2021年から外国語(タイ語)もマークシート方式になり、試験時間が90分に。

<邦文科目>以下の3科目(※2018年からは、これに『通訳案内の実務』が加わります)
・『日本地理』
・『日本歴史』
・『一般常識』

二次試験(口述)の内容

・『逐次通訳』+『プレゼン』(計10分ほど)

※最新の情報については、JNTO(日本政府観光局)公式サイト(https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/about.html)をご確認ください。

過去の通訳案内士試験(タイ語)の受験者数と合格者数
年度総受験者筆記
合格者
最終
合格者
2020年18名0名0名
2019年27名0名0名
2018年
29名
1名
1名
2017年
41名
4名
3名
2016年
47名
4名
3名
2015年
51名
8名
4名
2014年
30名
1名
1名
2013年
19名
2名
2名
2012年
15名
5名
3名
2011年
13名
2名
2名
2010年
14名
4名
4名
2009年
28名
3名
2名

データ参照:JNTO公式サイト

通訳案内士試験(タイ語)|初めての挑戦(2014年度)

試験を受けようと思ったきっかけ

知人から通訳案内士という資格の存在を教えてもらったことがきっかけです。

通訳案内士の仕事そのものに興味があった訳ではないのですが、自分のタイ語レベルを測ってみたかったのと、タイ語の能力を証明できる公的な資格が欲しいと思い、受けてみたいと思いました。

一次試験対策と試験結果(2014年)

この頃はタイに住んでいました。

ボランティア活動に精を出していた頃で、試験準備を後回しにし過ぎて、結局まともに勉強したのは試験のために一時帰国してからの3日間のみ。

Sripasa
Sripasa
「今年と来年の2年かけて受かれば十分。でも邦文科目はマークシートだし、今年運良く受からないかな~」

なんて甘いことばかり考えていました。

そんな感じで受かるはずもなく、結果は以下の通り。

2014年度 一次試験(筆記)結果
  • 『外国語(タイ語)』:合格
  • 『日本地理』:不合格
  • 『日本歴史』:不合格
  • 『一般常識』:合格

これといった対策をせずに臨んだ『タイ語』が受かったのは、それまで勉強して来たことが報われたような気がして嬉しかったことを覚えています。

合格した科目は、翌年1年のみですが試験免除となるので、来年(2015年)は免除の科目が2つできて一次試験は『日本地理』と『日本歴史』に集中できるから、きっと大丈夫(=受かる)と、この時点では気楽に考えていました。



通訳案内士試験(タイ語)|2度目の挑戦(2015年度)

この年は『日本地理』と『日本歴史』に絞って勉強できることが分かっていたものの、いざ勉強するとなると範囲が広く、どこから手を付けてよいか分からなかったので、通訳案内士試験対策を行っている学校のメール講座を受講することにしました。

そのメール講座はそれなりに真剣に勉強したつもりでしたが、本当の意味での自分の力にはなっていなかったのと、2015年に試験内容が大きく変わったことも影響し、結果『日本地理』を落としてしまいました

『日本地理』は、それまで地形図が出題されていたので、この問題は確実に取ろうと、地形図を読む練習をかなり時間をかけて取り組んでいたのに(受講していたメール講座でも、練習問題として地形図が何度も出されていた)、地形図は全く出題されませんでした。

他にも、それまで出ていた気候や地勢についての問題も、出題されませんでした。

準備していたものが全く出なかったことで、私は『日本地理』試験開始早々、半ばパニック状態になり、その後の問題を解くのに、少し浮ついてしまったと思います。

もう少し冷静に考えたら、答えられる問題もあったのに、試験問題が想定と違ったことで本当に焦ってしまったのが敗因です。

2015年度 一次試験(筆記)結果
  • 『外国語(タイ語)』:免除
  • 『日本地理』:不合格
  • 『日本歴史』:合格
  • 『一般常識』:免除

この時の『日本地理』の不合格の結果は、自分が至らなかったとはいえ、全く準備をしていなかったわけではないので、本当に悔しい出来事でした。



通訳案内士試験(タイ語)|『3度目の正直』となってほしかった、3度目の挑戦(2016年度)

そして3年目の挑戦となった2016年。

一年前に合格した『日本歴史』は免除になる一方、一年前に免除だった『外国語(タイ語)』と『一般常識』は再受験しなければなりません。

2度落ちている『日本地理』は、私にとって本当に頭が痛い問題でした。

といっても、今から新しい教材に手をつけたところで、どれも中途半端になりそうだったので、一年前の『メール講座』を再度見直し、地図をスクラップブックに貼り、書き込みをしていき、『視覚的』に覚えていくようにしました。

『タイ語』は、この頃は仕事で使い始めていましたのであまり気にしていませんでした。

結果、『タイ語』と『日本地理』は無事合格したのですが、完全に準備するのを忘れていた『一般常識』を落としてしまったのです…

もうびっくりというか、何というか。。。

2年前(2014年)に受かっていた驕りが間違いなくあったのだと思います。

忘れていたのは、2015年に試験内容が変わったのは、地理と歴史だけではなかったということ…

ショック過ぎて暫く落ち込んでいました。

あまりにショックで、通訳案内士とは縁がなかったと、諦めようかと思っていました。

2016年度 一次試験(筆記)結果
  • 『外国語(タイ語)』:合格
  • 『日本地理』:合格
  • 『日本歴史』:免除
  • 『一般常識』:不合格


通訳案内士試験(タイ語)|「このままじゃ終われない」と、腹をくくって臨んだ4度目の挑戦(2017年度)

1年前に諦めようと思った試験でしたが、科目合格が2科目(『タイ語』と『日本地理』)あると、

「せっかくだし、あと2科目だから今年も受けてみようかな」

と思うのが人間のようです(私だけかもしれませんが 笑)。

ただ、さんざん痛い目に遭ったし、毎年8月が試験勉強で潰れてしまうのが本当に憂鬱だったので、受験は今年限りにしようと決意しました

『日本歴史』は、2016年の日本地理と同じ勉強の仕方を採用し、2015年のメール講座の内容を大きめのノートに貼り、書き込みながら覚えていきました

問題は『一般常識』です。

どんな対策をすればよいか途方くれていたころ、『ハロー通訳アカデミー』の無料メルマガで送付いただいた資料に助けられました。
(具体的には後述する『合格体験記』に載せていただいております。)

2017年度 一次試験(筆記)結果
  • 『外国語(タイ語)』:免除
  • 『日本地理』:免除
  • 『日本歴史』:合格
  • 『一般常識』:合格

そして、無事に二次試験(口述)に進むことができました。

もう筆記試験はこりごりでしたので、

「絶対にこの二次試験に受かりたい!!落ちるわけにはいかない!!!」

強い思いを持って二次試験対策を進めたことが、最終的に合格に繋がったと思います。

通訳案内士合格体験記(タイ語)

ハロー通訳アカデミーのブログに、私の合格体験記を載せていただいておりますので、これから受験される予定の方がいらっしゃいましたら、是非ご一読いただければと思います。

Sripasa
Sripasa

合格体験記の中にも記載しておりますが、一次試験の「一般常識」科目については、ハロー通訳アカデミーの無料メルマガで送られてくる情報&資料に助けられました。

一次試験対策に必要なもの

まずは過去問にトライしよう

まずは何よりも過去問を入手して解いてみることが大切です。

JNTO(日本政府観光局)のサイトhttps://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/question_archive.htmlに、一次試験の過去問が掲載されています。
(2021年12月13日時点で、過去5年間(2017〜2021年度)分の試験問題が掲載)

著作権の関係で黒塗りになってしまっている部分もありますが、試験全体のボリュームや、どういったポイントが出題されるか等、掲載されている過去問だけでも役に立つ情報が多数ありますので、まずは過去問を一通り(できれば数年分)確認してみることをおすすめします。

※2021年の外国語(タイ語)の試験問題(こちら)は、マークシート方式になったようです(試験時間は90分)。

また、黒塗り部分がなく解答もついていますので、時間を計って解いてみると良いと思います(時間制限内に全ての問題を解けるかどうか、というのがポイントの一つだと思いますので)。

市販の書籍もうまく活用しよう

私が実際に参考書籍として使用した書籍はこちらです。

市販の書籍も上手く活用して学習を進めていけるといいですよね。

さいごに|通訳案内士試験(タイ語)に4度挑戦して

それぞれの年に、不合格だった理由がありました。

ただ、一番足りなかったのは、「絶対に受かりたい」という強い意志だったのだと思います。

2016年までは、心のどこかで「落ちてもいいや」と思っていたのでしょう。

結果、4年もかけることになってしまい、本当に時間を無駄にしてしまいました。

今後受験予定の方がいらっしゃいましたら、この私の苦い体験をぜひ反面教師にしていただけたらと思います。

受験勉強頑張ってください。