タイ雑貨

タイのチェック柄のコットン『パーカオマー』はどんな布?|おすすめの活用法もあわせて紹介

【お土産にもおすすめ】タイのチェック柄の多目的布『パーカオマー』の活用法
※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「パーカオマー(ผ้าขาวม้า)」という布をご存じでしょうか。
タイのチェック柄のコットンの布です。

チェックの柄や色の組み合わせのバリエーションが豊富で、お値段も100~200バーツ(約300~600円)と手頃なので、お土産にもぜひおすすめしたい布です。

私自身とても大好きな布です。

今回の記事では、そんなタイの布「パーカオマー」について、以下の2つの点をご紹介します。

  1. タイの「パーカオマー / ผ้าขาวม้า」って、どんな布?
  2. パーカオマーの使い道|おすすめの活用法3種

どれも自分でも活用している、おすすめの使い方です。

では、はじめます。

そもそも、タイの「パーカオマー / ผ้าขาวม้า」って、どんな布?

「パーカオマー」ってどんな布?

まずは、『パーカオマー:phâa khǎaw máa / ผ้าขาวม้า』とは何か、という点を見ていきます。

パーカオマーとは?

【パーカオマー:phâa khǎaw máa(*)/ ผ้าขาวม้า】
(*)音は「phâa khaaw máa」に近いようです


:男性用腰布(タオル、ベルト、水浴用腰布、ターバン、ふろしきなど多目的に使用する)
出所:『タイ日大辞典』p240

:男性が戸外で用いる浴布(腰に巻いて膝まで届くほどの幅がある。多くは粗綿布でチェック模様、田舎の人や労働者、農民は平常はこれをバンド代わりに腰に巻いているが、肩にかけたり、頭に巻いて陽をさえぎったり、腰巻、手ぬぐい、ふろしきなど多目的布である。
出所:『タイ日大辞典』p.977


元々は男性が戸外で用いる腰に巻く布のことですが、他にもいろいろな使い方ができることが分かります。

以前、友人からパーカオマーをお土産にもらった際に、どんな使い方をすれば良いか聞いてみたことがあります。

友人(タイ人)
友人(タイ人)
何にでも使えるよ~

水浴びの時に体に巻いてもいいし、腰にベルト代わりに巻いてもいいし、体を拭くのに使ってもいいし…(以下省略)。

Sripasa
Sripasa
ありがとう!

(心の声:水浴びやベルト代りは日本では難しい(=機会がない)ような…?)

こんなやりとりがありました。

パーカオマーの大きさはどのくらい?

パーカオマーは、物によって大きさ(特に幅)が違うようですが、巻いて使うのが本来の用途、と考えると長さは2mほどあるのが多いような印象です。

Sripasa
Sripasa
私が買ったものは70cm×2mのものと、1m×2mのものでした。

端の処理がされているので、そのままの大きさで使う場合、自分で縫うことなくすぐに使うことができます。



パーカオマーに対する最近の評価「もうダサい布ではない!?」

元々、パーカオマーはコットンということもあり、普段使いの布(=オシャレではない)という位置づけだったようですが、最近ではその魅力が改めて注目されているそうで、ファッションショーにも登場しています。

また、タイの国民的人気男性俳優の一人でもある、ナデート・クギミヤ(ณเดชน์ คูกิมิยะ / Nadech Kugimiya)さんが、このようにパーカオマーの洋服を着用して雑誌の表紙を飾っていたりと、注目を集めていることが伺えます。
(こちらの記事は、2017年3月に発売された号です)

詳しくは、雑誌『แพรว(praew)』のウェブサイトをご覧ください。
(タイ語ですが、写真を見るだけでも楽しめると思います)

【参照記事】
http://www.praew.com/87457/fashion/amazon-fashion-week-tokyo-2017/

https://praew.com/lifestyle/magazine/88273.html

出所:タイ雑誌『แพรว(praew/プレーオ)』公式ウェブサイト
https://praew.com/



パーカオマーのおすすめの活用法3種

ここからは、私なりのおすすめの使い方を3つ、ご紹介していきます。

パーカオマーの活用法①テーブルランナーやテーブルクロス

1つ目は、テーブルランナー(またはテーブルクロス)としての使い方です。

このパーカオマーは、幅が70cmと狭めなので、無地のリネンと合わせてテーブルランナーのような使い方にしてみたもので、少し中に折り込んで使っています。

もう少し幅の広いパーカオマーであれば、そのまま1枚で使うと、テーブルの雰囲気が華やかになって良いのでは…と妄想しています。

パーカオマーの活用法②鏡の埃除け

2つ目は、ホコリ除けとしての使い方です。
ちょうど鏡のカバーが欲しいと思っていたときだったので、サイズがピッタリで驚いたほどです。

端処理がされているので、切ったり縫ったりせずにそのままかけられて、とても重宝しています。

ちなみに、こちらのパープルとホワイトのブロックチェックのパーカオマーは、タイ東北部(イサーン)のスリン県で毎年開催される象祭りへ行った際に購入しました。

1枚120バーツという値段がつけられていましたが、3枚買うから、と少し安くしてもらった記憶があります。

もしかすると、地方なので、もともと少し安めの値段設定となっているかもしれません。

スリン県を訪れた際にお土産として購入したパーカオマー
スリン県を訪れた際にお土産として購入したパーカオマー
Sripasa
Sripasa
ちなみにこの時私が買ったのが、同じくイサーンのガラシン(カーラシン)県で作られている「ผ้าขาวม้าสืบสานวิถีไทย」というブランドのパーカオマーだったのですが、他にも色々な柄のパーカオマーを出しているようです。

パーカオマーの活用法③着物の帯

3つ目の使い方として挙げたいのが、着物や浴衣の帯に仕立てることです。

上の写真は、水色×白のブロックチェック柄のパーカオマーを帯にしたもので、著者自身の実際の着画です。

タイシルクの布とのリバーシブル仕立ての京袋帯にしました。

(縫製は洋裁の得意な身内にお願いしました)

Sripasa
Sripasa
京袋帯ですが長さは名古屋帯と同じですので、一重太鼓で結んでいます。

この時は、長さ370cm、幅31cmで作ってもらいました。中に帯芯を入れています。


パーカオマーで着物の帯

(procreateでイラストを描いてみました)

パーカオマーの鮮やかな色合いが着物に合いそうだな、と思ったのが帯にしてみようと思ったきっかけです。

チェックというベーシックな柄も、カジュアル目のお着物であればピッタリかと思います。

Sripasa
Sripasa
デニム地の着物を持っているので、いつかそれと合わせたいな〜と妄想しています。

半幅帯にして浴衣に合わせてもきっと(いや絶対)可愛いですよね。

シラパチープ職業支援財団のパーカオマー

【お土産にもおすすめ】タイのチェック柄の多目的布『パーカオマー』の活用法
シリキット王妃による、シラパチープ職業支援財団(มูลนิธิส่งเสริมศิลปาชีพ)の布製品の販売イベント@バンコクのデパート(2016年8月)

この水色×白のブロックチェックのパーカオマーは、シリキット王妃が支援する『シラパチープ職業支援財団(มูลนิธิส่งเสริมศิลปาชีพ / ムーラニティ ソンスーム シラパチープ / muunláníthí sòŋ-sə̌əm sǐnlápà-chîip)のイベントで購入したものです。

その財団の、タイシルク・パーカオマーの布や製品を販売するイベントだったのですが、ちょうどセントラルワールド・セントラル・チットロムやエムクオーティエなどのデパートで開催されていました。

この水色のブロックチェックに一目惚れでした。

1枚(1m×2m)180バーツ(600円弱)でした。

手頃なお値段も、やはり買いやすさの一つですよね。

とは言っても、こちらのパーカオマーは、平均価格と比べてやや高めの値段設定だと思うのですが、生地がしっかりしていて、発色も良く、さすが王室関係の財団で販売されている布だと思いました。

DEAN&DELUCAで、パーカオマーを使用したトートバッグが発売に

タイの旧正月(ソンクラーン)を記念して、ディーン・デルーカの人気商品トートバッグと、パーカオマーのコラボバッグが発売になりました。

詳しくは、こちらをご覧ください。

>>【タイ旅行】チェック柄の布「パーカオマー」を使ったDEAN&DELUCA限定トートバッグが発売に!

まとめ|おみやげにもおすすめのタイのチェック柄のコットン『パーカオマー』

個人的に、チェック柄が大好きで、特にこのブロックチェックが大好きなので、質の良い&色合いがオシャレなパーカオマーを見つけるとついつい欲しくなってしまいます。

パーカオマー自体が「多目的布」ということもありますが、布なので色々な使い方ができるのも魅力です。

洋裁をされる方であれば色々なものに加工もできちゃいますし、洋裁をされない方でも、端を縫うことなく布のままカバーなどに使えますから、女子向けのお土産として喜ばれること間違いなし、だと思います(ただし、女性ウケする、センスの良いチェック柄に限ります…)。

Sripasa
Sripasa
布そのものもですが、オシャレなチェック柄のパーカオマーを使った小物や雑貨類などが、もっとタイで販売されたらいいのになー(あったらお土産として絶対売れるのになぁ)と、個人的にいつも思っています。