語源(インド系言語)

「戦争・戦闘」を意味するタイ語単語「ยุทธ(ยุทธ์)/ユッタ(ユット)」の語源【サンスクリット/パーリ語】

本記事では、タイ語で「戦争・戦闘」といった意味を持つ単語「ยุทธユッタ(yúttha-)」(または「ยุทธ์ユッ(ト)(yút)」)の語源を見ていきます。

タイ語「ยุทธ(yúttha-)」「ยุทธ์(yút)」
タイ語 ยุทธ
ยุทธ์
説明
読み
(発音記号)
※カタカナは参考
yúttha-(ユッタ)
yút(ユッ(ト))
意味戦争
戦闘
品詞名詞
原語サンスクリット/パーリ語
ยุทธ(yúttha-)が含まれる、よく出てくる単語
タイ語単語
(読み)
※カタカナは参考
タイ語
意味
ยุทธศาสตร์
(yúttha-sàat)
ユッタ・サー(ト)
兵法
戦争学

タイ語「ยุทธユッタ(yúttha-)」(または「ยุทธ์ユッ(ト)(yút)」)はサンスクリット語・パーリ語から来ています。

詳しく見ていきます。

タイ語「ยุทธ(ยุทธ์)/yúttha(yút)」の語源

タイ語「ยุทธユッタยุทธ์ユッ(ト))/yúttha(yút)」の語源は、戦争・戦闘といった意味を持つサンスクリット/パーリ語yuddhaユッダ」です。

【語源】サンスクリット語

サンスクリット語
युद्ध (yuddha)
説明
単語
(デーヴァナーガリー文字)
युद्ध
単語
(読み)
yuddha
(ユッダ)


動詞√yudhより
(後述します)
単語
(タイ文字表記)
ยุทฺธ
意味①戦った
②戦闘、戦争、闘争
品詞①動詞 √yudh の過去受動分詞
(※後述します)
②中性名詞

【語源】パーリ語

パーリ語
yuddha
説明
単語yuddha
タイ文字
表記
ยุทฺธ
意味
戦争
戦闘
兵学
品詞中性名詞
(yujjhati「戦う」の過去分詞)
補足事項

※こちらでご紹介するサンスクリット語・パーリ語の訳語は、数多くある訳語の中から、タイ語の意味に照らし語源として説明がつく(と思われる)訳語を当サイト著者の独断で選んでおり、恣意的な要素が含まれますことを予めご了承ください。



タイ語「ยุทธ(ยุทธ์)」の語源「yuddha」を分解

タイ語「ยุทธユッタ(yúttha-)」(または「ยุทธ์ユッ(ト)(yút)」)の語源になっているサンスクリット/パーリ語「yuddha(ユッダ)」を分解してみます。

サンスクリット/パーリ語「yuddha(ユッダ)」を分解

動詞(語根)√yudh
(ユゥッド/युध्)
:戦う

過去(受動)分詞:yuddha
(ユッダ/युद्ध )
:戦った


過去分詞(厳密には「過去受動分詞」)は
動詞の語根に「ta(タ/)」を添えて作られる(*)。

(*)有声有気音(dh)で終わる語根+「ta」 =有声無気音(d)+dhaとなる。

√yudh+ta
=yuddha(←yud+dha)

参照:『新・サンスクリットの基礎』p68[上巻]

サンスクリット/パーリ語

yuddha

युद्ध(*)

タイ語

ยุ
ttha

対応関係

タイ文字[(th)]

サンスクリット/パーリ語子音「d
(デーヴァナーガリー文字[])

タイ文字[(th)]

サンスクリット語/パーリ語子音「dh
(デーヴァナーガリー文字[])

(*)結合文字[द्धddh(a))]

d]+dh(a)]



【まとめ】タイ語で「戦争・戦闘」を意味する「ยุทธ(ยุทธ์)/yúttha(yút)」の語源

本記事では、タイ語で「戦争・戦闘」といった意味を持つ単語「ยุทธユッタยุทธ์ユッ(ト))/yúttha(yút)」の語源について見てきました。

まとめます。

タイ語「ยุทธ(ยุทธ์)/yúttha(yút)」の語源

タイ語「ยุทธユッタยุทธ์ユッ(ト))/yúttha(yút)」の語源

サンスクリット/パーリ語
yuddhaユッダ

本記事は以上になります。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。



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