語源(インド系言語)

タイ語「เสน่ห์(sanèe):魅力」の語源

タイ語「เสน่ห์(sanèe)」
タイ語「เสน่ห์」
読み
※カタカナは参考程度
sanèe
サネー
タイ語「เสน่ห์」
意味
魅力
魅惑
タイ語「เสน่ห์」
表現
【一例】
มีเสน่ห์(mii sanèe)
:魅力のある

ยาเสน่ห์(yaa sanèe)
:媚薬(惚れ薬)
品詞名詞
原語サンスクリット語
(パーリ語)

タイ語「เสน่ห์(sanèe)」の語源

サンスクリット語

単語
(デーヴァナーガリー文字)
स्नेह
単語
(読み)
sneha
(スネーハ)
単語
(タイ文字
表記)
สฺเนห
意味粘着性
執着
やさしさ
溺愛
愛情、など

※動詞√snihより
品詞男性名詞
補足①

サンスクリット語動詞√snih(स्निह्)
:「(〜に対して)愛情を感じる」「執着する」

【参考】パーリ語

単語sineha
タイ文字
表記
สิเนห
意味湿潤
愛情
愛執
親愛、など
品詞男性名詞
補足②

パーリ語動詞 siniyhati
(語根√snih)
:「湿潤する」「粘着する」「愛情がある」

※こちらでご紹介するサンスクリット語・パーリ語の訳語は、数多くある訳語の中から、タイ語の意味に照らし語源として説明がつく(と思われる)訳語を当サイト著者の独断で選んでおり、恣意的な要素が含まれます。

そのため、他の訳語も確認したいという場合は、どうぞ辞書でご確認いただければと思います(記事の最後に参考文献として掲載しております)。



【考察】同じ動詞からできた2つのタイ語「เสน่ห์(sanèe)」と「สนิท(sanìt)」

タイ語の「เสน่ห์(sanèe)」の語源は、サンスクリット語の「sneha」(パーリ語「sineha」)であることが分かりました。

サンスクリット語の「sneha」は、動詞(語根)√snih(愛情を感じる、執着する)から来ています。
(動詞が名詞化されたもの)

「親しい」という意味のタイ語「สนิท(sanìt)」の語源も、実は「เสน่ห์(sanèe)」の語源と同じ動詞(語根)√snih です。

まとめます。

タイ語
(読み)
※カタカナは参考程度
語源
เสน่ห์
(sanèe)
(サネー)
sneha
(サンスクリット・男性名詞)



√snih
(動詞(語根))
สนิท
(sanìt)
(サニッ(ト))
siniddha
(パーリ語・形容詞)



siniyhati(動詞)の過去分詞形
(動詞(語根)√snih)
タイ語「สนิท(sanìt)」と「เสน่ห์(sanèe)」の語源

ここから以下のように整理できます。

タイ語「เสน่ห์(sanèe)」と「สนิท(sanìt)」についての整理

タイ語「เสน่ห์(sanèe/サネー)」
動詞√snihの名詞形「sneha(サンスクリット語)」が語源

タイ語「สนิท(sanìt/サニッ(ト))」
動詞siniyhati(語根√snih)の過去分詞形「siniddha(パーリ語)」が語源

タイ語「เสน่ห์sanèe:魅力」と「สนิทsanìt:親しい」、語源が同じようには一見感じないこの二つの語ですが、追っていくと最終的に一つの単語(動詞 √snih)にたどり着き、語源を調べていくことの面白さをしみじみと、そして改めて感じました。

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タイ語「สนิท(sanìt):親しい」の語源



【参考】「เสน่ห์(sanèe)」の類語(スペルも似ている)

今回ご紹介した「เสน่ห์(sanèe)」の他に、出てくる頻度は低め(かな)とは思いますが、スペル(や意味)が非常によく似ている単語があるのでご紹介します。

タイ語意味
เสนห-
saneehà
恋、愛、
何らかの報酬を求めない純粋な愛情
เสนหา
saneehǎa
同上
เสน่หา
sanèehǎa
同上

スペル・読み方が若干異なりますが、上記の3語とも意味は同じです。

そしてこの3語の語源も、先ほどご紹介した「เสน่ห์(sanèe/サネー)」と同じサンスクリット語「sneha(スネーハ)」です。

タイ語単語「เสน่ห์(sanèe/サネー)」についての整理・考察は以上となります。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。



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