こんにちは。Sripasa(@Sripasaa)です。
先日、タイにお住まいの方から、タイ語学校の選び方についてこのような質問をいただきました。
ツイッター上でも少しお返事させていただいたのですが、長くなりそうでしたので、今回の記事で改めて見ていきたいと思います。
こんにちは。
どんなタイ語学校を選んだらよいか悩んでいるとのことですが、私個人的には以下の2点がポイントになると思います
①目標(どのレベルに持っていきたいのか→習得したタイ語を使って何がしたいのか)
②タイ語学習に捻出できる時間(とお金) #peing #質問箱 https://t.co/GpfLnD42kn— Sripasa🌺 (@sripasaa) 2018年11月23日
・タイ語学校選びのポイント
・中級以上を目指す方向けの、バンコクのおすすめのタイ語学校とその特徴
(具体的に挙げているのは、チュラ・AAA・UTLの3校です)
では早速始めましょう。
バンコクでのタイ語学校の選び方:選ぶ前に考えてみたい2つのこと
学校選びの前にまず考えてみたい2つの点をご紹介します。
それは、
- 目標
- タイ語学習に充てられる時間(とお金)
この2点です。
お金がカッコ書きなのは、タイ場合、物価を考えるとそこまで問題にならないと考えるからです。
具体的に見ていきます。
タイ語学校を選ぶ前に考えたいこと①目標
ここでいう目標とは、
・自分のタイ語をどのレベルに持っていきたいのか
≒習得したタイ語を使って何がしたいのか
という点です。
タイ語に照らしてもう少し具体的に考えてみると、
- アヤさんや運転手さんとコミュニケーションが取れるようになりたい
- タイ人の友人が欲しい(友達とのやり取りがタイ語でできるようになりたい)
- ニュースを理解したり、新聞・記事が読めるようになりたい
- 将来的にはタイ語で仕事ができるようになりたい
などなど…
いろいろな目標値があると思いますし、時が経つと変わっていくものではあります。
ですが、現時点で「どうなりたい」からタイ語を勉強しようとしているのかを考えてみるのは、学校選びにも関係してくるので大事なことです。
ちなみに上記の例ですと、
それぞれ到達したい(自分のやりたいことをやるために必要な)タイ語能力は以下の通りとなるかと思います。
- アヤさんや運転手さんとのコミュニケーション
⇒タイ語初級/タイ語の読み書き不要
- タイ人の友人とのコミュニケーション
⇒タイ語初~中級/タイ語の読み書き不要
※タイ人とラインするなら、読み書きできた方が楽しいです - ニュースを理解する/新聞・記事を読む
⇒タイ語中級~/タイ語の読み書き必要
- 将来的にはタイ語で仕事ができるようになりたい
⇒タイ語中上級~/タイ語の読み書き必要
【スポンサーリンク】
【体験談】私がタイ語の勉強を始めたころの目標【当時の思い】
私は、訪タイしてすぐにチュラロンコン大学のタイ語コース(Intensive Thai、以下「チュラ/チュラ大」と表記することもあり)で勉強を始めました。
通い始めて数か月経った頃、赤シャツ隊によるデモが始まりました。
家の前で銃撃戦が始まったり、家を移ることを余儀なくされたり、なかなか衝撃的な出来事でしたが、その時ニュースで伝えられている内容が全然分からなくて、本当に悔しい思いをしたんですよね。
タイに住み始めて4~5ヵ月くらいの頃で、読み書きのルールを習い終えた位の時期でしたので、アナウンサーが話す内容も、数字くらいしか分かりませんでした。
ニュースの出だしが
「デモの状況について~」
と始まる場合、常に「状況(สถานการณ์/サターナカーン)」という単語が登場します。
悲しいことに、その頃は、この「状況」という単語を知らなかったので、全部「銀行(ธนาคาร/タナーカーン)」と聞こえてしまう程度のタイ語レベルでした。
そんな経験があったこともあり、タイ語を勉強するなら、ニュースが理解できるように(テレビのニュース番組を聞いたり、新聞が読めるように)なろう、と思ったのです。
これは私の話ですので、それぞれタイ語を必要とする理由だったり、勉強したいと思う理由があると思いますので、学校を選ぶ際には是非考えてみてください。
目標にそぐわない学校へ行ってしまうと、消耗します。
【スポンサーリンク】
タイ語学校を選ぶ前に考えたいこと②学習時間(+お金)
これも重要な要素だと思います。
特に「時間」がポイントになりますね。
例えばチュラロンコン大学のタイ語コースなど、学校によってはスケジュールが決まっている所がありますので、そこに合わせられるかどうか、というのは学校選びのポイントの1つになります。
【平日毎日】
午前:9:00-12:00
または
午後:13:00-16:00
チュラの場合、午前と午後は、受講するレベルで変わります。
他の語学学校は、グループレッスンの場合は時間が決まっている所が多いですよね。
午前しか開講していないクラスや、午後しか開講していないクラスなど、時間帯は学校によって様々です。
中級以上を目指す方へおすすめしたいタイ語学校3選
今回のご質問者様は、会話・読み書きが多少できるということなので、中級以上を目指す方向けのタイ語学校ということでお話しします。
私が実際通っていた学校&友人が通ってた学校を、特徴もあわせ、いくつかご紹介します。
バンコクのタイ語学校:チュラロンコン大学タイ語コース『Intensive Thai』
・スケジュールが予め決まっている
・平日の昼間に(開講中は月~金まで平日毎日)時間が取れる人限定
・『Intensive/インテンシブ』というだけあって、授業についていくのが大変
・授業料も一般的なタイ語学校と比べると高額
・他国の人ともコミュニケーションできる
・日本人も様々な立場の方がいるので、刺激になる
・チュラ大の文学部の校舎の中にあるので、大学の雰囲気を味わえる
・授業時間に加え、宿題/予習/復習の時間を確保する必要あり
最後の項目は、こちらのツイートでも触れていますが、宿題/予習/復習の時間が思うように取れないと、だんだん授業についていけなくなり、辛くなってきます。
ちなみに、チュラに関して先に1点お伝えすると「時間」が必要です。
授業時間(1日3時間)に加え、宿題/予習/復習の時間(私は1日4時間くらい取っていました)を確保する必要があります。ご家族がいらっしゃる場合、この時間(平日毎日3時間+α)を確保できるかどうかが特にポイントになるかと。— Sripasa🌺 (@sripasaa) 2018年11月23日
【スポンサーリンク】
バンコクのタイ語学校:語学学校『AAA』
私が通っていた語学学校の1つです。
当時はチットロムにあり利便性が高かったこと(現在はパヤタイ駅から徒歩5分くらいのところにあります)、先生との相性が良かったこともあり、在タイ中は継続して通っていました。
・通い始めた頃と比べても、先生の顔ぶれが大きく変わらず、安定感がある
・場所が、プロンポン・トンローからは離れてしまい、不便になった(便利になった方もいると思いますが)
・幅広いレベルの方に対応している(文字のクラス・ポーホッククラスもあり)
・融通がわりと利く(通訳案内士試験二次対策も、ここの先生に個人レッスンをお願いしました)
・上級レベルでも対応してくれる先生がいる
・グループレッスンのスケジュールが合わない方などは、個人レッスンもあり
バンコクのタイ語学校:語学学校『UTL』
UTL Unity Thai Language School
私は通ったことがないので詳細はお伝えできないのですが、私がチュラ大の『Intensive Thai』の上級(Advance)コースに通っていた頃のクラスメイトがUTLに通っており、当時勧めてもらったこともあるので、記憶に残っています。
UTLに通っていたクラスメイトは2人いたのですが、1人はチュラとのダブルスクールで受講、もう1人は、チュラ卒業後少し経ってからタイ語を忘れないように通っている、とのことでした(ちなみに2人とも日本人ではありません)。
上級レベルでも対応してもらえるというのが、ポイントの一つだと思います。
また、アソークのタイムズスクエア内にあるので、駅から直結で行けて便利ですね。
【スポンサーリンク】
【ご参考】知人からの質問:「『ソーソートー』と『UTL』とで迷っています」
以前、『ソーソートー』と『UTL』とで学校選びを迷っている知人から相談を受けた際のお返事です。
ソーソートーは、通っていた友人から聞く限りでは悪い話は聞かないですし、歴史もある学校だと思いますので教え方も恐らく良いのだろうと思います。
一方、UTLも、私の友人で何名か通っていた方がいて、勧めてもらったこともあるくらいなので、良い学校なのではないかと思います。
ちなみにUTLは、韓国人が多いと聞きます。
あとは、開講のスケジュールが合うかということや、学校の雰囲気やクラスメートの国籍など好みで決める部分が大きいように思います。
ソーソートーに行く気満々だったのに、定員オーバーで行きたかったタイミングで通えず、結局タイ語を勉強するのをやめてしまった…という方にお会いしたこともあります。
さいごに:ご質問者様へのアドバイス
チュラロンコン大学のタイ語コースが気になっているとのことですが、まずは、勉強時間(授業時間+α)が確保できるか、よく考えてみることをお勧めします。
時間が確保できるなら、あとはやる気があれば、頑張れば授業についていけると思います。
授業についていけるのであれば、チュラに通うことは、タイ語上達の最短ルートの1つと言って良いと思います。
チュラは、会社の研修で来ている方や、留学で来ている方もいます。
そういう方は若い(20代の)方が多く、記憶力が良いのです。
そういう方と同じ土俵で学習していくのは、授業のペースが速くなりがちなので、なかなか大変です。
そうなった時に、勉強時間を確保できることが、大切になってきます(記憶力で叶わないのであれば、勉強量で勝負したい所です)。
一方で、時間の確保が難しい場合は、無理してチュラへ行くと、逆にストレスになりますのであまりお勧めしません。
その場合は、一般の語学学校の中級以上のコースを受講するのも良いと思いますし、適当なコースを受講するのにタイミングが合わなければ、個人レッスンで受講していくのも方法の一つだと思います。
・タイ語を勉強し始めた当初の「ニュースを理解する」という目標がそれなりに達成されてしまい、頑張る理由がなくなってしまったこと
・学習時間が上手く取れず、ストレスが溜まってしまったこと
この2つが理由で、上級コースへは進まず、一旦お休みしました。
その1年半ほど後に、上級コースから入り直し、卒業まで辿り着きました。
また、最終的にどのレベルまでタイ語を伸ばしたいか、によっても学校選びは変わってくるのではないでしょうか。。
語学学校は、中級以上となると多少は選択肢が限られると思いますが、私が知らないだけで他にも良い学校がたくさんあると思います。
是非フリーペーパーなどもチェックし、学校を訪問して、実際の雰囲気を見てみることをおすすめします。
良い先生に出会えるかどうかもタイ語学習の成功の大事な要素ですし、渋滞やBTSの混雑が激しくなっている昨今、通いやすさというのも大事なポイントかと思います。
最適なタイ語学校が見つかりますように。応援しております。


