2020年度の試験日程が発表されています。
詳しくは、『【2020年度】Thai Competency Test(旧ポーホック)試験日程』をご覧ください。
外国人がタイ語の能力を測る公式の試験とされる、『Thai Competency Test(旧ポーホック)』。
タイの教育省が主催する試験です。
現在の名称は「Thai Competency Test」ですが、旧名の「ポーホック」で呼ばれることのほうが多い印象です。
「Thai Competency Test」は、毎年8~9月頃試験要項が発表され、申し込みを10月に行い、11月下旬~12月上旬の週末(大体土曜日)に試験が行われるのが通常の流れです。
今回の記事では、2017年のデータをもとに、Thai Comepetency testの流れを見ていきます。
申し込み方法についても具体的にご紹介しています。
【Thai Competency Test(旧ポーホック / p.6 / ป.6)の正式名称】
สอบวัดระดับความสามารถในการใช้ภาษาไทยสำหรับชาวต่างชาติ
(sɔ̀ɔp wát radàp khwaam-sǎamaât nai kaan chái phaasǎa-thai samràp chaao-tàaŋ-chaât)
:(直訳すると)外国人向けのタイ語使用時の能力レベルを測る試験
では、はじめます。
Thai Competency Test (旧ポーホック)の概要
2019年のスケジュールが発表されています。
2017年度のスケジュール
・通達:2017年8月21日公布
・試験申し込み:2017年10月1日~2017年10月31日
・試験日:2017年11月25日(土)9:00-16:30
・試験結果発表(予定):2018年1月22日以降
2017年通達
http://bet.obec.go.th/index/wp-content/uploads/2017/09/Thai-competency-Test-60.pdf
2017年試験要項
http://bet.obec.go.th/index/wp-content/uploads/2017/09/Manual-Thai-competency-Test60.pdf
試験を管轄する省庁
タイ教育省
基礎教育委員会事務局
สำนักงานคณะกรรมการการศึกษาขั้นพื้นฐาน
(samnákŋaan khanákammakaan kaansɯ̀ksǎa khân phɯ́ɯn thǎan)
2013年に受験した際の流れ(実際の体験をもとに)
私は2013年に試験を受けました。
その際は自分で「インターネットから申込み」をしたのですが、具体的には以下のことを行いました。
- インターネット上で申込み(必要事項を入力)
- 振込に必要な書類が出力されるので、プリントアウト
- 銀行へ出向き、受験料2,000バーツを指定銀行口座へ振込
- 申請書に振込領収書のコピーと写真・パスポートコピーを添えて、指定の住所(タイ教育省内)へ送付
私が選択した「インターネットから申込む」方法以外にも、「郵便為替で送金する」方法、「直接担当事務局へ持ち込む」方法の3通りがあります。
私が受験した際は、インターネット上で申し込むとHP上に名前が出て、書類が受領され申し込みが完了すると、インターネット上の右端の欄に完了した旨書かれる仕組みでした。
2015年に申し込みされた方からいただいたコメント
待っている人もおらず、拍子抜けするほどあっという間(5分程度)でした。
HPもしかり、申し込み用紙への記入も、自国の住所以外、ほぼタイ語でした。
申し込み期限は10/31までで、10/30に実際に申し込みに行かれた方のご感想です。
教育省で申し込みをするのは、行ってしまえば実は一番手間がかからない方法なのかもしれません。
期限が差し迫っている方は、教育省に行ってしまうのも一つの方法のようです。
さいごに|一度は受けておいて損はない「ポーホック」試験
タイ語検定とは試験内容がかなり異なりますが、タイ語を学習されていてタイにお住まいの方であれば、一度は受けてみていい試験だと思います。
タイでの生活経験がある方であれば、ポーホックについてご存じの方もいらっしゃり、
「ポーホックを受けたんだよね?(=旧ポーホック試験で合格するくらいのレベルに到達しているんだよね?)」
と聞かれることもあります。
現在の「Thai Competency Test」は有効期限が2年であるため、「実用タイ語検定の方が使える」とおっしゃる方もいらっしゃるようです。
私個人の意見としては、良い経験になりましたし、受験経験は期限経過後も使えるものだと思っていますので、受けておいて良かったと思っています。