2020年度の試験日程が発表されています。
詳しくは、『【2020年度】Thai Competency Test(旧ポーホック)試験日程』をご覧ください。
タイ教育省により毎年11月下旬頃に実施されている、外国人向けのタイ語能力測定試験『Thai Competency Test(旧ポーホック試験)』を2013年に受験しました。
その時の具体的な試験内容・感想と、ライティングとスピーキングに関し事前に行った試験対策について、科目別にご紹介したいと思います。
試験を受けようと思った理由、当日の服装、試験結果についても載せていますので、どうぞ最後までお読みいただければと思います。
それでは、始めましょう。
2013年『Thai Competency Test(旧ポーホック)』試験のスケジュール・科目別の概要と感想
2013年のThai Competency Test(旧ポーホック)の試験当日のスケジュール
- リーディング:9:00-9:50(50分)
- リスニング:10:00-10:50(50分)
- ライティング:11:00-11:50(50分)
- スピーキング(面接):13:00以降順番に(一人当たり約10分)
科目別試験概要&感想:①リーディング&②リスニング
リーディングとリスニングはマークシート式ですが、とにかく問題量が多くて、集中力が途切れないようにするのが大変でした。
リーディングは最後の数問が間に合いませんでした。
もう少しスピードを上げて解いていくべきでした。
科目別試験概要&感想:③ライティング
ライティングは2問あり、2問合わせて50分で解くようになっていました。
ライティング「1問目」
道順を説明するもの。
ライティング「2問目」
写真(もしくは絵)が3枚並んでいて、それについて説明するもの。
写真は、1枚目が握手をしている写真、2枚目がワイ(合掌)している写真、3枚目がお辞儀をしている写真でした。
この3つの写真が意味するところは「挨拶」かと思い、挨拶について作文しました。
ライティングは2問あるので、時間配分が大切です。
1問目の方が簡単なのですが、1問目にあまり時間を取られると、2問目を考えて書く時間がなくなります。
科目別試験概要&感想:④スピーキング(個人面接)
スピーキング(面接)は、試験官が2名、こちらは1名の2対1で行われます。
ブース(というほど明確に仕切られていない)がいくつかあって、何組かの面接が並行して行われていました。
面接のテーマは、『(スマホなどの)テクノロジー』についてでした。
「スマホやタブレット持っていますか?」という質問から始まり、その長所・短所や、必要かどうか等について説明しました。
最初に自己紹介しようとしたら、面接官がせっかちな人だったのか、途中で「もういい」みたいになって打ち切られ、すぐに質問が始まりました。
面接時間は10分くらいであっという間なのですが、待ち時間が人によってかなりあります。
列の一番前に座っている人から試験が始まったのですが、私はちょうど列の真ん中に座っていたので、1時間以上は待ったと思います。
私が『Thai Competency Test(旧ポーホック)』試験を受けようと思った理由
私が「Thai Competency Test」を受験しようと思ったのは、その前年(2012年)にチュラのIntensive Thaiを卒業しており実力を試してみたかったのと、以前から噂に聞いていた『ポーホック』という試験を、在タイ中に一度は受けてみたかったからです。
そのため、「わざわざ試験対策をすると、正しい「実力」がわからなくなってしまうではないか」という気持ちがあったので、特別対策をすることもなく試験日が近づいていきました。
そんな中、(黙って申し込んだはずなのに)タイ語学校の先生方に試験を受けることを知られてしまい、ちょうどポーホッククラスを担当されていた先生の耳にも入ったため、「それならアドバイスをいただこう」と思ったわけです。
気にかかっていたのは、『作文』と『面接』でした。
『Thai Competency Test(旧ポーホック)』試験前に行った対策
試験対策その1『作文』
試験要項を読んで、作文の例題1・2を解いてみたものの、どう解答するのが正しいのかが分からなかったので、先生に相談してポーホッククラスで使った過去問(予想問題)を解かせてもらいました。
グラフやデータ・地図を文章で説明する練習です(これは試験で出される作文のうち、「1問目」の対策です)。
結果的に道順を説明する問題が出たのですが、学校で似たような問題を練習していたので、そこまで慌てずに解けました。
作文の「例題2(=試験で出される「2問目」の作文に相当)」は、以下の2点について意見を述べる問題が例として出されていたので、作文して先生に添削をお願いしました。
①コンピューターについて
(コンピューターが人間の日常生活に及ぼすプラスの影響とマイナスの影響について述べる)
②テクノロジーについて
(テクノロジーが生活を楽に・便利にすることについて賛成かどうか、意見を述べる)
後述しますが、この内、②テクノロジーについての問題が、偶然『面接』試験で出てきました。
試験対策その2『面接』
面接の方は時間がなさ過ぎて、準備ができなかったのですが、たまたま作文対策として解いていた問題が出たおかげで、スムーズに回答することができました。
運が良かっただけかもしれませんが、試験要項に出ている例題は一通り目を通しておくことをお勧めします。
『Thai Competency Test(旧ポーホック)』試験対策については、こちらの記事でも詳しくご紹介していますので、よろしければどうぞ。
【タイ語試験対策】Thai Competency Test/旧ポーホック(教育省主催)2つの方法【要領/要項】
『Thai Competency Test(旧ポーホック)』試験当日の服装について
「ポーホックを受けるときは、学生のような服装で行かないといけない」みたいなことを聞いたことがありました。
そこで先生に相談したところ、「そこまで神経質にならなくてもいい」と言われたのですが、「あまりにカジュアルすぎるのもどうかな」と思い、心証で面接の点数が上がる(=下がらない)ならそれに越したことはないという単純な考えから、最終的に家にある服で、一番きちんと見えそうな服を選んで着て行きました。
・白シャツ
・紺のひざ丈のタイトスカート(※タイの女性の正装は「スカート」です)
・濃紺のカーディガン
・紺のジャケット
・黒のバレエシューズ
他の受験者の方は、ちゃんとスーツで来ているような人もいれば、わりとカジュアルな人もいて、実際には人それぞれという感じだったように思います。
ただ、面接官はわりと年配の方でしたので、あえて買う必要はないと思いますが、服装にも多少は気を配っても良いのかなと思います。
試験結果
一番上はレベル6なので、全て上から2つ目のレベルでした。
試験当日、カウンターのようなものが設置されており、そこで追加料金を払うと、試験結果を自宅まで郵送してくれます(タイ国内は100バーツ、タイ国外の場合は300バーツ)ので、そちらで申し込みを行い、この試験結果を郵送してもらいました。
試験を受けられる皆様は、私のように直前で慌てることなく、是非早めに対策を始め、試験に臨んでいただきたいと思います。
2018年の日程が発表されました。
【2018年日程】【タイ語試験】Thai Competency Test(教育省主催/旧ポーホック)
2018年の試験要領に書かれている出題傾向と対策方法について、概要を纏めています。
【タイ語試験対策】Thai Competency Test/旧ポーホック(教育省主催)2つの方法【要領/要項】
こちらは2017年のデータです。
具体的な申し込み手順について、詳しく解説しています。
【2017年】【タイ語試験】Thai Competency Test(旧ポーホック/教育省主催)概要(日程・申し込み方法)2018年8