タイ語の発音って難しいですよね。
そして、発音が正しくできないと、意味が変わってしまうことがよくあるんですよね…
タイ語の発音のポイントは、大きく分けて4つあります。
- 頭子音:21種
- 母音:25種
(長母音:9、短母音:9、複合母音:3、余剰母音:4) - 末子音:9種
- 声調:5種
この①〜④の音の組み合わせでタイ語の単語が構成されます。
音の種類が多い分、それぞれの音を区別させるために、1音1音を意識して発音する必要があります。
今回は、タイ語の「子音」と「母音」について、発音を良くしたいという方におすすめの英語発音矯正教材を3冊ご紹介します。
タイ語にある子音や母音は、全てではありませんが、英語の音とリンクするものが多くあります。
本記事では、
その活用法(使えるページとその内容)
をご紹介します。
では、はじめます。
【タイ語】難しい子音の発音|「有気音・無気音」の違い・発音の仕方・ポイント
特殊なタイ語の子音と、声調符号つき母音の発音/音声記号(IPA)表記一覧と入力方法まとめ
タイ語の発音矯正に使える英語教材|おすすめの書籍3冊
おすすめ本①『英語舌のつくり方』
最初にご紹介するのは、発音の仕組みについてその全体像が学べる、『英語舌のつくり方 ――じつはネイティブはこう発音していた! 』です。
- p9〜13 発音のしくみ
- p16〜18 p/t/kの音について
- p28〜31 /l/と/r/の発音の仕方
音が比較されているのが良い
おすすめ本②|『英語耳 発音ができるとリスニングができる』
2冊目は、子音と母音がバランスよく網羅されている一冊、『英語耳 発音ができるとリスニングができる』です。
- p26〜28 有声音と無声音の違い
- p38〜39 p/b/mの発音のポイント
- p40〜41 t/d/nの発音のポイント
- p43〜45 k/ŋの発音のポイント
- p51 hの発音(タイ語の有気音(khなど)の「h」の音を出す際に使える)
- p52 lの発音のポイント
- p88〜91 rの発音のポイント
- p64〜65 æの発音
- p69 ɔの発音
- p70〜71 iː(長母音)/i/eの発音
- p72:uː(長母音)/uの発音
- p82〜83:əの発音
子音だけではなく、タイ語の母音もかなり網羅されている
おすすめ本③|『フォニックス<発音>トレーニングBOOK』
3冊目は、具体的に発音の仕方がわかる、『CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK』です。
フォニックス(phonics)とは?
英語圏の子供たちが文字を読むことができるように開発されたつづりと音のルールのこと。
なお、フォネティックス(phonetics)は音声学全般を指します。
- p017〜019 p
- p020〜022 k
- p026〜028 t
- p032〜034 m
- p035〜037 n
- p038〜040 f
- p051〜053 l
- p055〜057 r
- p061〜063 h(タイ語の有気音の「h」の部分の発音に有効)
- p128〜130 ŋ(ng)
発音の仕方がかなり具体的に書かれていて、実践的な内容
タイ語の発音矯正に英語教材を活用する際の注意点
タイ語の音の中には、英語にないものや、英語と音が異なるものがあるので、英語教材を活用する際は注意してください。
タイ語にある有気音(kh, th, ph, ch)は、英語にはありません。
英語にも「th」の音がありますが、タイ語とは異なる音です。
有気音については、英語の「h」単独の音が、タイ語の有気音の「h」の部分を発音する際のヒントになると思います。
さいごに|英語学習教材を使ってタイ語の発音を良くしよう!
タイ語の子音や母音は、日本語と発音の仕方が異なるものが多く、難しいです。
ですが、口の形、舌の位置、唇の形、息の出し方などを気をつけることで、音は格段に良くなっていきます。
音の出し方を変えるのは、最初は難しいです。
口を大きく動かすので疲れます。
最初は大変ですが、徐々に慣れていきますので、ぜひ少しずつでも良いので矯正していきましょう。
以上、Sripasa(@Sripasaa)でした。