時々、タイ人の友人から、日本のことや日本語についての質問をもらうのですが、
必ず皆さん決まって、
(rópkuan thǎam nɔ̀i khâ / ロップクワン ターム ノイ カ)
という文章で始められます。
逆に、この文章が来たら、「ああ、何か依頼ごと(または質問)が来るんだ」と身構えられるようになったほどです。
今回の記事では、そんな「質問させてください」と言いたいときの表現について見ていきたいと思います。
それでは、始めます。
質問があるときに使えるタイ語表現
私も誰かにタイ語のことで質問する際は、
「รบกวนถามหน่อย(rópkuan thǎam nɔ̀i / ロップクワン ターム ノイ)」
というフレーズで始めるのですが、
「ขอถามหน่อย(khɔ̌ɔ thǎam nɔ̀i / コー ターム ノイ)」
との違いを教えてもらいました。
รบกวนถามหน่อย(ロップクワン ターム ノイ)とขอถามหน่อย(コー ターム ノイ)の違い
・รบกวนถามหน่อยค่ะ(rópkuan thǎam nɔ̀i khâ / ロップクワン ターム ノイ カ)
・ขอถามหน่อยค่ะ(khɔ̌ɔ thǎam nɔ̀i khâ / コー ターム ノイ カ)
この2つの文は、意味は同じですが、รบกวน(rópkuan / ロップクワン)で始めた方がより丁寧な印象になります。
【応用編】親しい間柄の人に尋ねるとき
なお、親しい友人に聞くときは、
・ขอถามหน่อยได้เหอะ(khɔ̌ɔ thǎam nɔ̀i dâai hə̀ / コー ターム ノイ ダイ フ)
・ขอถามหน่อยได้ปะ(khɔ̌ɔ thǎam nɔ̀i dâai pà / コー ターム ノイ ダイ パ)
と、文末もカジュアルな形で、ขอ(khɔ̌ɔ / コー)で始まる文を使ったりするそうです。
もしくは、ถามอะไรหน่อย(thǎam ʔarai nɔ̀i / ターム アライ ノイ)という、ขอ(khɔ̌ɔ / コー)がない形で聞くこともあるそうです。
なお、「ขอ(khɔ̌ɔ / コー)」の使い方については別記事『コー(ขอ)の2つの使い方「〜させてください」「〜をください」』の中で、「ขอ(khɔ̌ɔ / コー)」と「ช่วย(chûai/チュアイ)」の違いについては『タイ人に何かを依頼したい時に使えるフレーズ2種とその違い』の中で詳しく解説していますので、どうぞあわせてご覧ください。
【まとめ】タイ人に質問したい時に使える表現
タイ人に質問したいときに「最初の一言」として使えるフレーズをまとめます。
日本語訳は著者個人の解釈に基づくものです。
- ขอถามหน่อยค่ะ
(khɔ̌ɔ thǎam nɔ̀i khâ
(コー ターム ノイ カ) - :質問させてください。
- รบกวนถามหน่อยค่ะ
(rópkuan thǎam nɔ̀i khâ)
(ロップクワン ターム ノイ カ) - :すみませんが(恐れ入りますが / 恐縮ですが)、質問させてください。
- ขอถามหน่อยได้เหอะ
(khɔ̌ɔ thǎam nɔ̀i dâai hə̀)
(コー ターム ノイ ダイ フ) - =ขอถามหน่อยได้ปะ
(khɔ̌ɔ thǎam nɔ̀i dâai pà)
(コー ターム ノイ ダイ パ) - :聞いてもいい?
- ถามอะไรหน่อย
(thǎam ʔarai nɔ̀i)
(ターム アライ ノイ) - :質問させて。
本記事は以上になります。
「ขอ(khɔ̌ɔ / コー)」の使い方
『コー(ขอ)の2つの使い方:「〜させてください」と「〜をください」』
「ขอ(khɔ̌ɔ / コー)」と「ช่วย(chûai/チュアイ)」の違い
『タイ人に何かを依頼したい時に使えるフレーズ2種とその違い』