タイ語試験

実用タイ語検定試験4級に向けた勉強法・使うべきテキストをご紹介【過去問ベースの対策がおすすめ】

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6月に実用タイ語検定4級を受験予定の方から、このような質問をいただきました。

タイ検受験予定の方
タイ検受験予定の方
タイ語検定4級に申し込みました。
 
試験までの約1か月半、試験に向けた準備をどのように進めていけば良いでしょうか。

本記事では、この質問にお答えしていきます。

実用タイ語検定試験」は、日本タイ語検定協会により実施されているタイ語検定試験で、年に2回(春季・秋季)行われています。

春季・秋季それぞれで受験可能な級が異なります。

春季(6月)

→準2級、3級、4級、5級
 

秋季(11月)

→1級、2級、3級、4級、5級
 

 
準2級は春季のみ、1級・2級は秋季のみ試験が実施されます。

3級・4級・5級は、年2回の受験が可能です。

出所:http://www.thaigokentei.com/

では、はじめます。

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実用タイ語検定3級受験に向けた効果的な勉強方法とは?|私が考える試験対策のポイントを丁寧に解説

結論|実用タイ語検定4級の試験対策の進め方

先に結論をお伝えしますが、タイ語検定4級の試験対策において、1~2か月の間にできることとして私が考えるポイントは以下の4点です。

タイ語検定4級試験対策の進め方
  1. 過去問を解く(最低2期分、できれば4期分)
  2. (音や意味は知っていたが)スペルが分からなかった単語については、スペルを覚える
  3. 知らない単語を覚える
  4. (時間に余裕があれば)5級の問題(特に単語問題)で出てくる単語がタイ文字で書けるかチェックする

つまり、試験までの限られた期間にできることとしては、過去問をベースに準備を進めれば十分ということです。

Sripasa
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タイ語検定の過去問は、1冊に2期分掲載されています。

そのため、4期分の場合は2冊必要となります。

続いて、各項目について私がそう考える理由を補足としてお伝えしていきます。



補足|実用タイ語検定4級の試験対策のポイントとその理由

タイ語検定4級対策に「過去問を解く」ことをおすすめする理由

タイ語検定4級の場合、3級以上の級と比べて、必須単語の量がそこまで多くありません。

そのため、過去問を数期分解くことで、4級に必要な単語量は構文も含め網羅されると考えました。

過去問は2期(1冊分)でももちろん力がつきますが、4期(2冊分)解くことで、試験問題や出題される単語の傾向がより一層見えてきます。

試験問題そのものにも慣れますし、時間配分についても、より明確にできるようになります。

ただ、4期分解いて、単語の確認をして、知らない単語を覚えて…という一連の勉強はそれなりに時間がかかりますので、試験当日までの時間を踏まえ、何期分であれば勉強が可能か、ご自身で判断してください。

Sripasa
Sripasa
最低でも2期分は、時間を取って過去問に挑戦してみてほしいです。

音や意味は知っているのに、スペルだけが分からないのはもったいない!

タイ語3~4級受験者の方にある(特に4級受験者の方にある)のが、単語は知っている(=音と意味は分かる)のに、スペルが分からなくてその単語が読めなかった、というケースです。

具体例を挙げてみます。

เชียงใหม่

この単語、読めますでしょうか?

意味は、恐らくタイ語検定4級を受験される方ならご存じの言葉だと思います。



答えは、こちらです。

読み:chiaŋ mài(チアン マイ)
意味:チェンマイ(タイ北部の県名)

これは、「チェンマイ」のスペルが「เชียงใหม่」であるということを知っているかどうかというだけの話なんですよね。

それを知らずに、その問題を落としてしまうのは本当にもったいないですよね。

単語のスペルさえわかっていれば解ける問題が、単語を上手く読めない(読んでも自分の知っている単語だと気づけない)と、問題が解けなかったり、解くのに時間がかかってしまったりします。

ですので、過去問の中で出てきた単語のうち、自身が読めなかった単語は是非チェックして、スペルを覚えて次からは読めるようにしていきましょう。

タイ語検定5級の過去問も活用しよう

タイ語検定の過去問は、3~5級のものは、3級・4級・5級がそれぞれ2期分、計6つの試験問題が1冊になったものです。

 
せっかくタイ文字の読み書きができるようになって4級を受けようとしているのに、5級のカタカナ/phonetic表記に戻るのは少し抵抗がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、見方を変えると、5級の試験問題に出てくる単語は、4級では当然「知っているべき単語」です。

かつ、タイ文字で正しく読める(書ける)ことも要求されます。

そのため、5級の過去問で出題される単語を、タイ文字に置き換えられるか挑戦してみる、というのは、意味のあることだと思います。

具体的におすすめしたい問題は、5級の過去問の内、以下の問いです。

筆記試験
  • 問1(穴埋め問題)
    →自分が選択した単語(や選択肢にある単語)をタイ文字で書いてみる
  • 問3(単語問題)
    →出題されている単語を、タイ文字で書いてみる
ヒアリング
  • 問1(単語問題)
    →聞き取れた単語をタイ文字で書いてみる


さいごに|実用タイ語検定4級の試験対策は「過去問」をベースに進めよう

この記事では、実用タイ語検定の試験当日までに行ってほしい試験対策について、4つのポイントをお伝えしました。

再度まとめると、以下の通りです。

タイ語検定4級試験対策の進め方
  1. 過去問を解く(最低2期分、できれば4期分)
  2. (音や意味は知っていたが)スペルが分からなかった単語については、スペルを覚える
  3. 知らない単語を覚える
  4. (時間に余裕があれば)5級の問題(特に単語問題)で出てくる単語がタイ文字で書けるかチェックする

試験を受けるからには、受かりたいですよね。

私自身も何度も経験があるので分かりますが、試験に落ちるというのはあまり気分の良いものではありません。

もちろん、試験に受けること自体価値のあることではありますので、受験することを決意された方は、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

試験当日までの時間を有効活用して、ベストな状態で試験に臨めるよう、応援しております。

 

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