カオマンガイって美味しいですよね。
私も大好きな料理の一つです。
ときどき無性に食べたくなります。
タイに住んでいた頃は、お店やフードコートで定期的に食べていたカオマンガイ。
日本へ本帰国して以降は、自分で作るようになりました。
本記事では、タイ料理でも大人気の『カオマンガイ(ข้าวมันไก่)(タイ風チキンライス)』のレシピをご紹介します。
カオマンガイのチキンライス(鶏肉+ご飯)とつけだれ、それぞれ2通りのレシピをご紹介します。
- カオマンガイのチキンライスのレシピ
丁寧な作り方(レシピ①)
簡単・時短になる作り方(レシピ②) - カオマンガイのつけだれ(ソース)のレシピ
醤油ベースの甘辛いタレ
酸味の効いた味噌ベースのタレ - 「カオマンガイ」のタイ語の意味
用意できる材料・調理にかけられる時間を見て、どちらのレシピを使うか決めていただけます。
特別な食材・調味料はほとんど使っていませんので、お手元にある材料でお手軽に作っていただけるかと思います。
では、はじめます。
カオマンガイ(タイ風チキンライス)レシピ(材料と作り方)
【レシピ①】カオマンガイ(タイ風チキンライス)
まずは丁寧に作るチキンライスの材料と作り方の手順です。
先に鶏肉を茹でてから、その茹で汁を使ってご飯を炊いていきます。
カオマンガイの材料(レシピ①)
材料(約2人前)
- お米(炊く前のもの)1.5合
(日本米でOK) - 鶏もも肉(または鶏胸肉 ※お好みで)1枚
- 長ねぎ(緑の部分)
- しょうが 1かけ(皮の部分でも)
- にんにく 3~4かけ
※ガーリックチップ用のにんにくです。
にんにくチップを作る時に使った油を、お米を炒める際にもに使います。 - 塩 小さじ1
- 水 約600cc
- きゅうり・パクチーなど(つけ合わせ・飾り用) 適量
カオマンガイの作り方(レシピ①)
作り方
- お米は洗って水気を切っておく。
- きゅうり・パクチーは食べやすい大きさに切って(ちぎって)おく。
- にんにくは輪切りにして、サラダ油(大さじ1、分量外)で炒める。
きつね色になったら取り出しておく。
(=にんにくチップのできあがり) - にんにくチップを作った際の油の残りを使ってお米を軽く炒め、炊飯器に入れる。
- 鶏スープを作る。
水600cc・鶏肉・塩・しょうが・長ねぎを鍋に入れ、火にかける。 - アクが出たら取り除く。
鶏肉に火が通ったら取り出して冷まし、食べやすい大きさに切る。 - 鶏スープを炊飯器に入れご飯を炊く。
(ご飯を炊く際の水の量は、通常ご飯を炊く際と同量でOK。
お米1.5合に対し約300cc) - ご飯が炊けたらお皿に盛りつけて、出来上がり。
- 鶏スープは少し多めにできる分量になっているので、残ったスープに調味料(塩・こしょう・ナンプラー少々)や具材(余っている野菜やねぎなど)を加えるだけで美味しいスープになります。
当初の分量を600ccとしていますが、スープ用に水を少し多めに入れてもよいと思います。
【レシピ②】カオマンガイ【簡単で時短に】
続いて、生の鶏肉を炊飯器に入れてそのまま炊いてしまう作り方を見ていきます。
この作り方の方が、より簡単で時間も節約できます。
カオマンガイの材料(レシピ②)
材料(約2人前)
- お米 1.5合
- 鶏胸肉(鶏もも肉でも)1枚
【鶏胸肉の場合】
☆砂糖大さじ1
☆塩小さじ1
☆酒大さじ1 - 鶏ガラスープの素 小さじ1程度
(なければ塩を少々加える) - 酒 大さじ1
- きゅうり・パクチーなど(つけ合わせ・飾り用) 適量
カオマンガイの作り方(レシピ②)
(簡単・時短バージョン)
- 【鶏胸肉を使う場合】
ジップロックに入れた鶏肉に、☆の調味料を加えてよく揉み込み、しばらく冷蔵庫で休ませる。
(最低でも1時間、半日ほど漬け込んでおくと柔らかく仕上がります)
【鶏もも肉を使う場合】
塩(ひとつまみ)・お酒(小さじ1ほど)を振りかけておく(漬け込まなくてOK)。 - きゅうり・パクチーは食べやすい大きさに切って(ちぎって)おく。
- 炊飯器に、お米と酒を加える。
目盛りまで水を入れたら、鶏がらスープの素を加え軽く全体を混ぜる。
その後、漬けておいた鶏肉を(調味料の)汁気を切って炊飯器に加え、ご飯を炊く。 - ご飯が炊けたら鶏肉を取り出し、食べやすい大きさにスライスして(または身をほぐして)お皿に盛りつける。
- 前日に骨付きの鶏肉の料理をしていたり、お惣菜(ローストチキンなど)を食べたら、骨を取っておき、先にその骨とお水を茹でておけば(あればネギの青い部分や生姜も入れましょう)鶏がらスープができます。
- そのスープを使ってご飯を炊くと、非常に美味しいカオマンガイができあがります。
- 鶏ガラから良いスープができるので、私は
を作ることが多いです。
(むしろ
「カオマンガイを食べたくて前日に骨付きの鶏肉を食べる」
みたいな感じかもしれません…… (๑•̀⌄ー́๑)b) - 別途作ったスープでご飯を炊く場合、材料にある「鶏がらスープの素」は不要です。
カオマンガイのタレ(ソース)のレシピ
続いて、カオマンガイのタレの材料と作り方を見ていきます。
- 甘辛く、こっくりとした醤油ベースのタレ
- さっぱりした味噌ベースのタレ
の2種類をご紹介します。
ナンプラー入りの醤油ベースのタレは、たっぷりの薬味を炒めたコクのある味付けです。
ガッツリ食べたい気分のときはこちらのタレがおすすめ。
にんにくも効いています。
タイでカオマンガイを食べるときによく出てくるつけダレ「シーユーダムワン(ซีอิ๊วดำหวาน/Black Sweet Soy Sauce」を(勝手に)イメージして作りました。
シーユーダムワンは、とろみがあるのが特徴のタイの甘口醤油。
これが1本あると、よりタイ本場の味に近づくのでおすすめです。
- シーユー/ซีอิ๊ว
:醤油 - ダム/ดำ
:黒い - ワン(ワーン)/หวาน
:甘い
一方、味噌ベースのタレは、さっぱりとした味で暑い季節にピッタリ。
火を使わずにできるのも魅力です。
にんにくも使用していないので、お昼ご飯にも良いです。
どちらのタレにも「辛み」は入れていませんので、辛いのがお好きな方はお好みで唐辛子などを足してくださいね。
では、はじめます。
【醤油ベース】カオマンガイつけだれ
材料(醤油ベース)
- 醤油 小さじ3(=大さじ1)
- 砂糖 小さじ3(=大さじ1)
- 酒 小さじ1
- ナンプラー 小さじ1/2
- にんにく 4かけほど
- しょうが 1かけ
- 赤玉ねぎ 3〜4玉
(大きめの場合は1/4玉程度)
※赤玉ねぎが手に入らない場合は、長ねぎ(10cm程度)でも代用可
※「醤油ベースのつけだれ」のレシピを一部見直しました(2020年6月8日)。
作り方
- にんにくチップを作った際の油をここで使うと経済的です。
- 辛みを足す際、ラー油(または食べるラー油)をかけて食べるのもおすすめ。
パンチのある味が特徴です。
ガッツリ食べたいときにおすすめ。
(ただし、匂いにはご注意ください…)
【味噌ベース】カオマンガイつけだれ
続いて、味噌ベースのつけだれをご紹介。
こちらは酸味のあるソースです。
材料(味噌ベース)
- 味噌 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
※理想はパームシュガーですが、無い場合は普通の砂糖(三温糖や上白糖)で可 - レモン(マナオ)小さじ2
※酸っぱいのが苦手な方は、小さじ1にして味を見てください。 - しょうゆ 小さじ2
- 酢 小さじ1
- しょうが 1~2かけ
- 長ねぎ 5cmほど(赤玉ねぎでも)
作り方
- しょうがと長ねぎをみじん切りにする。
- みじん切りにしたしょうがと長ねぎに、全ての調味料を加えて混ぜる。
切って混ぜるだけでできる、簡単なレシピです。
これをカオマンガイの上にたっぷり載せて食べます。
ご参考:「カオマンガイ」のタイ語の各単語の意味とは?
タイ語の「カオマンガイ」(タイ文字で書くと「ข้าวมันไก่」)は、3つの単語で構成されています。
それぞれの単語の意味をご紹介します。
- カオ=カーオ(ข้าว/khâao):「ご飯」の意
- マン(มัน/man):「脂」の意
- ガイ(ไก่/kài):「鶏」の意
辞書によると、こういった説明がありました。
:鶏の脂肪をたっぷり入れて炊いた飯
(出所:『タイ日大辞典』p1149)
「脂肪をたっぷり入れて」という文言が気になりますが…
せっかくなら、カロリーを気にせず食べたいものです(´•ᴗ•⸝⸝ก )
さいごに|カオマンガイを自宅でも作ってみよう
本記事では、カオマンガイの作り方を2種類ご紹介しました。
簡単にできますので、ぜひ試してみてください。
タイ料理のレシピを他にもご紹介していますので、あわせてご覧ください。