本記事では、タイ語の末子音の音について、3つのポイントに分けてお話していきます。
「m・n・ŋ」の発音のコツと3つの音の違い
「k・p・t」の発音のコツと3つの音の違い
「w」が末子音の場合の音
残るタイ語の末子音「y(ย)」は難しい音ではないため(「イ」の音でOK)、本記事では説明を省略しております。
日本語は基本的に音の終わりが母音のため、タイ語の「末子音」という子音で終わる音を発音したり音を聞き分けたりするのは難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
末子音は、タイ語の単語を区別するとても大事な要素の一つです。
ですので、本記事を通して音の出し方の違いと、実際の音を聞き比べてその違いを知っていただきたいと思います。
では、はじめます。
【ポイント1】タイ語の末子音「m・n・ŋ」
タイ語の末子音の中で区別がつきにくい音の一つが「m」「n」「ŋ」です。
それぞれの発音の仕方とポイントを見ていきます。
発音の仕方(=口の形)が異なることがわかれば、その音に違いがあることも理解しやすくなるかと思います。
まずは末子音「m」から見ていきます。
末子音「m」の発音の仕方とポイント
上唇と下唇をつけて(=口を閉じて)鼻から息を出す。
実際の音声を聞いてみましょう。
「ハーム(hâam/ห้าม)」:禁止する
「ルーム(rə̂əm/เริ่ม)」:始める、始まる
例に挙げた単語「ハーム」「ルーム」の語末の音に注目してください。
カタカナでは便宜上「ム」と書いていますが、実際は日本語のような「ム(む)」という音ではありません。
ではどういう音なのかというと、冒頭に述べた、「上唇と下唇をつけて(=口を閉じて)鼻から出す」音です。
ポイントは「上唇と下唇をつける」という口の形です。
少し難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、日本語の単語を例に、この口の形の仕方を見ていきます。
日本語で「ん(ン)」を発音する際、実はその音は、後続の音により音が変わる(自然に口の形を変えている)のですが、その内「ん」の後ろに続く音が「マ行」や「バ行」などの場合、「ん」の口は実際は「m」を出す口になっています。
「万博(ばんぱく)」という単語を例に挙げてみます。
「ん」の後ろに「ぱ」が来ています。
「万博」と実際に発音していただくと分かるのは、「ばんぱく」の「ん」を発音する際に上唇と下唇をつけていることです。
「万博」と言う前提で「ばん」を言うと、その「ん」の音は、口が自然(=無意識)に「m」の音を出すような形にします。
(つまり「万博」は「banpaku」ではなく「bampaku」)
この「万博」と言う際の「ばん」の「ん」の口の形が、タイ語の末子音「m」の口の形です。
言い換えると、「ばんぱく」と発音するつもりで「ばん」を発音した場合の「ん」の音が、タイ語の末子音「m」の音になります。
他の日本語の例も挙げてみますので、発音してみてください。
「ん」を発音するところで、上唇と下唇をつける動きを口が自然にすることが分かるかと思います。
・芋けんぴ→imokempi
・ミャンマー→miyammaa
・チェンマイ→chemmai
・トンブリー→tomburii
末子音「n」の発音の仕方とポイント
続いては末子音「n」です。
舌の舌先からほんの少し付け根に進んだ部分を、上の歯の裏〜歯茎にしっかり目につけた(=舌の先(先端)の部分には上の前歯が一部接している)状態で鼻から息を出す
実際の音声を聞いてみます。
「キン(kin/กิน)」:食べる
「プーアン(phɨ̂an/เพื่อน)」:友人
例に挙げた単語「キン」「プーアン」の語末の音に注目してください。
先ほどの「m」とは、口の形(舌の位置含む)が異なります。
「m」の場合は上唇と下唇をつけて口を閉じましたが、「n」の音の場合は口は閉じず、舌の舌先(からほんの少しだけ付け根に進んだ部分)を上の歯の歯茎にしっかり目につけて音を出します。
ここでもポイントは口の形や舌の位置ですが、少し難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、日本語の単語を例にこの口の形の仕方を見ていきます。
先ほどの「m」でお話しした内容と重複しますが、日本語で「ん(ン)」を発音する際、実はその音は、後続の音により音が変わります(自然に口の形を変えています)。
その内、「ん」の後ろに続く音が「ナ行」や「タ行」などの場合、「ん」の口は実際は「n」を出す口になっています。
「スワンナプーム」という単語を例に挙げてみます(※カタカナと捉えてください)。
「ん」の後ろに「ナ」が来ています。
「スワンナプーム」と実際に発音していただくと分かるのは、「スワンナプーム」の「ン」を発音する際に舌先の少し上の部分が上の歯の裏〜歯茎についていることです。
「スワンナプーム」と言う前提で「スワン」を言うと、その「ン」の音は、口が自然(=無意識)に「n」の音を出すような形にします。
この「スワンナプーム」と言う際の「スワン」の「ン」の口の形が、タイ語の末子音「n」の口の形です。
言い換えると、「スワンナプーム」と発音するつもりで「スワン」を発音した場合の「ン」の音が、タイ語の末子音「m」の音になります。
他の日本語の例も挙げてみますので、発音してみてください。
「ん」を発音するところで、舌先(からほんの少し付け根に進んだ部分)を上の歯の裏〜歯茎につける動きを口が自然にすることが分かるかと思います。
・関西(かんさい)→kansai
・人体(じんたい)→jintai
・インド→indo
・バンド→bando
末子音「ŋ」の発音の仕方とポイント
最後は「ŋ」です。
舌の奥(付け根)に近い部分を軟口蓋(と呼ばれる口の上側の奥の部分)につけて鼻から息を出す
軟口蓋とは、以下の写真の丸で囲んだ部分のことで、口の中の上部の奥の方(喉よりはもう少し手前)の部分です(写真は顔の断面図を手書きで描いたもの)。
こちらも実際の音声を聞いてみましょう。
「グン(グ)(kûŋ/กุ้ง)」:海老
「プン(グ)(phɨ̂ŋ/ผึ้ง)」:蜂
例に挙げた単語「「グン(グ)」「プン(グ)」の語末の音に注目してください。
カタカナでは分かりやすいように「ン(グ)」と書いていますが、実際は日本語のような「ング(んぐ)」という音ではありません。
ではどういう音なのかというと、冒頭に述べた「舌の奥(の付け根)に近い部分を軟口蓋(と呼ばれる口の上側の奥の部分)につけて鼻から息を出す」音です。
ポイントは「舌の奥の方と、口の上の奥の方をつける」という口の形です。
特にこの音は難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、「m」や「n」と同様に、日本語の単語を例にこの口の形の仕方を見ていきます。
日本語で「ん(ン)」を発音する際、実はその音は、後続の音により音が変わる(自然に口の形を変えている)のですが、その内「ん」の後ろに続く音が「カ行」や「ガ行」の場合、「ん」の口は実際は「ŋ」を出す口になっています。
「バンコク」という単語を例に挙げてみます(※カタカナと捉えてください)。
「ン」の後ろに「コ」が来ています。
「バンコク」と実際に発音していただくと、「バンコク」の「ン」を発音する際に、口の奥の方で舌と口(の上の部分)がついている(何となく触れているように感じる)ことを体感していただけるのではないかと思います。
「バンコク」と言う前提で「バン」まで発音すると、その「ン」の音は、口が自然(=無意識)に「ŋ」の音を出すような形にします。
(つまり「バンコク」は「bankoku」ではなく「baŋkoku」)
この「バンコク」と言う際の「バン」の「ン」の口の形が、タイ語の末子音「ŋ」の口の形です。
言い換えると、「バンコク」と発音するつもりで「バン」を発音した場合の「ン」の音が、タイ語の末子音「ŋ」の音になります。
他の日本語の例も挙げてみますので、発音してみてください。
「ん」を発音するところで、口の奥の方で舌と口の上の部分が触れているような感じを認識していただけるのではないかと思います。
少なくとも、これまでにみた「m」や「n」の口の形とは全く異なることをまずは知っていただきたいと思います。
・関係(かんけい)→kaŋkei
・柑橘(かんきつ)→kaŋkitsu
・圏外(けんがい)→keŋgai
・先月(せんげつ)→seŋgetsu
今回は末子音「ŋ」の発音方法を見てきましたが、この子音「ŋ」は頭子音にも用いられます。
頭子音の場合の音については『私が意識して発音しているタイ語子音』で単語の例(音声)を多数挙げお話ししています。こちらもあわせてご覧ください。
「m・n・ŋ」の末子音の音を比べてみる
末子音以外(頭子音、母音、声調)は同じ要素の単語を例に挙げてみます。
音を聞き比べてみてください。
末子音 | 音 (綴り/意味) |
---|---|
m | baam/バーム (漁具の一種/บาม) |
n | baan/バーン (咲く/บาน) |
ŋ | baaŋ/バーン(グ) (薄い、いくらかの/บาง) |
他にも末子音の音を聞き比べてみたい方は、別記事『タイ語の末子音の音を聞き比べてみよう』をご確認ください。
【ポイント2】タイ語の末子音「k・p・t」
タイ語の末子音の中でもう1グループ、区別がつきにくい音があります。
それは、末子音「k」「p」「t」です。
こちらも、それぞれの発音の仕方とポイントを見ていきます。
まずは末子音「k」から始めます。
末子音「k」の発音の仕方とポイント
舌の奥(付け根)に近い部分を軟口蓋(と呼ばれる口の上側の奥の部分)につけて息(の流れ)を止める
※先ほど見た末子音「ŋ」と口の形・舌の位置は同じです(息を鼻から出すか、息の流れを止めるかという違い)。
実際の音声を聞いてみます。
「ジャー(ク)(càak/จาก)」:〜から
「マー(ク)(mâak/มาก)」:とても
例に挙げた単語「ジャー(ク)」「マー(ク)」の語末の音に注目してください。
カタカナだと便宜上「ク」と書いていますが、「(ク)」とカッコ書きで書いているのは、タイ語の末子音「k」の音は日本語の「ク(く=ku)」という音ではないからです。
ではどういう音なのかというと、「舌の奥(の付け根)に近い部分を軟口蓋(と呼ばれる口の上側の奥の部分)につけて息の流れを止めた」状態の音です。
ポイントは「舌の奥の方と、口の上の奥の方をつける」という口の形です。
少し難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、日本語の単語を例に、この口の形の仕方を見ていきます。
日本語で小さい「つ(ツ)」、つまり「っ(ッ)」を発音する際、実はその音は後続の音により音が変わる(自然に口の形を変えている)のですが、その内「っ(ッ)」の後ろに続く音が「カ行」の場合、「っ(ッ)」の口は実際は「k」を出す口になっています。
「結果(けっか)」という単語を例に挙げてみます。
「っ」の後ろに「か」が来ています。
「結果」と実際に発音していただくと分かるのは、「けっか」の「っ」を発音する際に口の奥の方で舌と口(の上の部分)がついている(何となく触れているように感じる)ことを体感していただけるのではないかと思います。
「けっか」と発音する前提で「けっ」を言うと、その「っ」の音は、口が自然(=無意識)に「k」の音を出すような形にします。
この「結果」と言う際の「けっ」の「っ」を発した直後の口の形が、タイ語の末子音「k」の口の形です。
言い換えると、「けっか」と発音するつもりで「けっ」を発音した場合の「っ」の音が、タイ語の末子音「k」の音になります。
他の日本語の例も挙げてみますので、発音してみてください。
「っ」を発音するところで、口の奥の方で舌と口の上の部分が触れているような感じを認識していただけるのではないかと思います。
・楽器(がっき)→gakki
・学区(がっく)→gakku
・コロッケ→korokke
・別格(べっかく)→bekkaku
・卓球(たっきゅう)→takkyu
末子音「p」の発音の仕方とポイント
続いては末子音「p」です。
上唇と下唇をつけて(=口を閉じて)息(の流れ)を止める。
※先ほど見た末子音「m」と口の形・舌の位置は同じです(息を鼻から出すか、息の流れを止めるかという違い)。
実際の音声を聞いてみましょう。
「ガッ(プ)(kàp/กับ)」:〜と一緒に
「チョー(プ)(chɔ̂ɔp/ชอบ)」:好きな
例に挙げた単語「ガッ(プ)」「チョー(プ)」の語末の音に注目してください。
カタカナだと便宜上「プ」と書いていますが、「(プ)」とカッコ書きで書いているのは、タイ語の末子音「p」の音は日本語の「プ(ぷ=pu)」という音ではないからです。
ではどういう音なのかというと、冒頭に述べた、「上唇と下唇をつけて(=口を閉じて)息の流れを止めた」状態の音です。
ポイントは「上唇と下唇をつける」という口の形です。
少し難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、日本語の単語を例に、この口の形の仕方を見ていきます。
日本語で小さい「つ(ツ)」、つまり「っ(ッ)」を発音する際、実はその音は後続の音により音が変わる(自然に口の形を変えている)のですが、その内「っ(ッ)」の後ろに続く音が例えば「パ行」の場合、「っ(ッ)」の口は実際は「p」を出す口になっています。
「ラッパ」という単語を例に挙げてみます。
「ッ」の後ろに「パ」が来ています。
「ラッパ」と実際に発音していただくと分かるのは、「ラッパ」の「ッ」を発音する際に上唇と下唇がついた状態になっていることです。
「ラッパ」と発音する前提で「ラッ」を言うと、その「ッ」の音は、口が自然(=無意識)に「p」の音を出すような形にします。
この「ラッパ」と言う際の「ラッ」の「ッ」を発した直後の口の形が、タイ語の末子音「p」の口の形です。
言い換えると、「ラッパ」と発音するつもりで「ラッ」を発音した場合の「ッ」の音が、タイ語の末子音「p」の音になります。
他の日本語の例も挙げてみますので、発音してみてください。
「ッ」を発音するところで、上唇と下唇をつける動きを口が自然にすることが分かるかと思います。
・コップ→koppu
・カップ→kappu
・リップ→rippu
・ラップ→rappu
・別府(べっぷ)→beppu
・突発(とっぱつ)→toppatsu
・切符(きっぷ)→kippu
末子音「t」の発音の仕方とポイント
最後は末子音「t」です。
舌の舌先からほんの少し付け根に進んだ部分を、上の歯の裏〜歯茎にしっかり目につけた(=舌の先(先端)の部分には上の前歯が一部接している)状態で息(の流れ)を止める。
※先ほど見た末子音「n」と口の形・舌の位置は同じです(息を鼻から出すか、息の流れを止めるかという違い)。
実際の音声を聞いてみます。
「ジュッ(ト)(cùt/จุด)」:点、ポイント
「ペッ(ト)(phèt/เผ็ด)」:辛い
例に挙げた単語「ジュッ(ト)」「ペッ(ト)」の語末の音に注目してください。
カタカナだと分かりやすいように「ト」と書いていますが、「(ト)」とカッコ書きにしているのは、タイ語の末子音「t」の音は日本語の「ト(と=to)」の音ではないからです。
「t」の音は口は閉じず、舌の舌先(からほんの少しだけ付け根に進んだ部分)を上の歯の歯茎にしっかり目につけて息の流れを止めた状態の音です。
ここでもポイントは口の形や舌の位置ですが、少し難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、日本語の単語を例にこの口の形の仕方を見ていきます。
日本語で小さい「つ(ツ)」、つまり「っ(ッ)」を発音する際、実はその音は後続の音により音が変わる(自然に口の形を変えている)のですが、その内「っ(ッ)」の後ろに続く音が「タ行」の場合、「っ(ッ)」の口は実際は「t」を出す口になっています。
「インターネット」という単語を例に挙げてみます。
後半の「ネット」に注目してください。
「ネッ」の後ろに「ト」が来ています。
「ネット」と実際に発音していただくと分かるのは、「ネット」の「ッ」を発音する際に舌先の少し上の部分が上の歯の裏〜歯茎についていることです。
「ネット」と発音する前提で「ネッ」まで言うと、その「ッ」の音は、口が自然(=無意識)に「t」の音を出すような形にします。
この「ネット」と言う際の「ネッ」の「ッ」を発した直後の口の形が、タイ語の末子音「t」の口の形です。
言い換えると、「ネット」と発音するつもりで「ネッ¥」を発音した場合の「ッ」の音が、タイ語の末子音「t」の音になります。
他の日本語の例も挙げてみますので、発音してみてください。
「ッ」を発音するところで、舌先(からほんの少し付け根に進んだ部分)を上の歯の裏〜歯茎につける動きを口が自然にすることが分かるかと思います。
・切手(きって)→kitte
・納豆(なっとう)→nattou
・カット→katto
・セット→setto
「k・p・t」の末子音の音を比べてみる
末子音以外(頭子音、母音、声調)は同じ要素の単語を2パターン、例に挙げてみます。
音を聞き比べてみてください。
末子音 | 音 (綴り/意味) |
---|---|
k | phàk/パッ(ク) (野菜/ผัก) |
p | phàp/パッ(プ) (すばやいさま、またはそれを表す音/ผับ) |
t | phàt/パッ(ト) (炒める/ผัด) |
末子音 | 音 (綴り/意味) |
---|---|
k | pàk/パッ(ク) (刺繍する/ปัก) |
p | pàp/パッ(プ) (※なぐられた音を表す/ปับ) |
t | pàt/パッ(ト) ((埃を)はらう/ปัด) |
【ポイント3】タイ語の末子音「w」
タイ語の末子音「w(ว)」の音
末子音が[ว(w)]の場合、音はその前に来る母音(の口の形)によって変わります。
[ว(w)]の前の母音が「a」のような大きく口を開ける音の場合、「w(ว)」は「オ」のような音になります。
一方、[ว(w)]の前の母音が「i」のような口を大きく開けない(狭い口)の音の場合、「w(ว)」は「ウ」のような音になります。
末子音が「ว(w)」のタイ語単語の音声
単語を例に挙げてみますので、ぜひ実際の音を聞いて確認してみてください。
タイ語単語 | 音声 |
---|---|
กาว kaaw :糊 | |
ข้าว khâaw :米、ご飯 | |
ขาว khǎaw :白い | |
แล้ว lǽæw :もう | |
แมว mææw :猫 | |
เร็ว rew :速い、早い | |
ผิว phǐw :肌 | |
หิว hǐw :お腹が空いた | |
ริ้ว ríw :皺 |
さいごに|タイ語の末子音
本記事では、タイ語の末子音について、その発音のコツや音の違いを中心にお話ししました。
末子音の音の聞き分けは難しく、リスニングの練習してもなかなか聞き取れないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
実際のところは単語だけで聞き分けを行うよりも、文章の一部として登場し文脈や状況なども含めその単語の意味を汲み取っていくことが大半になります。
そのため、末子音の音が正確に聞き取れなくても、知っている単語を増やしたりすることで(結果的に)解決する(=理解できるようになる)ことも多いです。
ですので、末子音のリスニングの練習をすることはとても大事なのですが、実際に聞き取れないことをそこまで落ち込む必要はないと考えます。
一方、発音に関しては、こちら側(自身)が気をつけるだけで発声される音は変わりますので、ぜひ口の形や舌の位置を意識しながら発音してみてください。
本記事は以上になります。
・三上直光著『タイ語の基礎』
当サイト内に他にも多数音声データを掲載していますので、どうぞあわせてご活用ください。
No. | 音声データ内容 ※リンクをタップ(クリック)すると、該当のページに飛びます |
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音声1 | タイ語の母音 |
音声2 | タイ語の子音【有気音と無気音】 |
音声3 | タイ語の声調 |
音声4 | 意識して発音したいタイ語の子音 |
音声5 | タイ語の末子音 |
音声6 | タイ語の月(1〜12月)と各曜日の言い方 |