初心者タイ語講座

【第14回】タイ語の「音」とその構造について『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』

独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』の第14回です。

第14回講義では、タイ語を学ぶ上でとても大事な要素の一つとなる、タイ語の「音」について見ていきます。

では、はじめます。

本講義全体の概要はこちら

独学で自分のペースで学んでいける、超初心者(〜初級)向けタイ語講座【全30回+α】

本講座をご利用される前に、本講座を作った背景注意事項をどうぞご一読ください。

タイ語の音について【概要】

タイ語の音は、

  1. 母音
  2. 子音
  3. 声調

この3つで構成されます。

タイ語の音
母音

基本母音9音

母音は長短あり(長母音と短母音)

長母音+短母音(それぞれ9種で計18種)の他に、二重母音が計3種。

子音

子音21音

声調

声調5種

「母音」「子音」「声調」それぞれをもう少し詳しく見ていきます。



タイ語の母音

基本母音9音
母音
短母音
【9音】
i, e, æ(ɛ)
ɨ(ɯ), ə, a
u, o, ɔ
長母音
【9音】
ii, ee, ææ(ɛɛ)
ɨɨ(ɯɯ), əə, aa
uu, oo, ɔɔ
基本母音9音の実際の音
母音音声
i
(อิ)
e
(เอะ)
æ(ɛ)
(แอะ)
ɨ(ɯ)
(อึ)
ə
(เออะ)
a
(อะ)
u
(อุ)
o
(โอะ)
ɔ
(เอาะ)

※再生ボタン(▶︎)を押すと、音声が2回流れます。

二重母音
母音
二重母音
【3音】
ia, ɨa(ɯa), ua

※母音(の音)については、『【タイ語の母音】音の違いと発音のコツ【音声ファイル付き】』の中で詳しくお話ししています。



タイ語の子音

子音の概要

子音
頭子音
【21音】
p, t, c, k, ʔ, ph, th, ch, kh, b,
d, m, n, ŋ, f, s, h, w, y, r, l
末子音
【8音】
p, t, k,
m, nŋ, w, y

タイ語の子音の音は21音あります。

それが「頭子音」です。これは「単語の頭に来る子音」を意味しています。

一方、「末子音」は「単語の末尾に来る子音」のことです。

「頭子音」が21音あるのに対し、「末子音」は8音しかありません。これは、単語の末尾に来る音は、ある程度限定的であるといえます。

タイ語の「有気音」と「無気音」について

タイ語の子音には「有気音ゆうきおん」と「無気音むきおん」があります。

4種類あります。

有気音
※括弧内は各音に
対応するタイ文字
無気音
※括弧内は各音に
対応するタイ文字
(末子音を除く)
kh
(ข/ค/ฆ)
k
(ก)
ch
(ฉ/ช/ฌ)
c
(จ)
th
(ถ/ฐ/ท/ธ/ฒ/ฑ)
t
(ต/ฏ)
ph
(ผ/พ/ภ)
p
(ป)
タイ語の有気音と無気音の発音の仕方
  • 有気音(帯気音)
    kh, ch, th, ph
    息を出して発音する
    ※たくさんの息をいっぺんにまとめて出す

  • 無気音
    k, c, t, p
    息を出さないように(息が漏れないように)発音する

※この「有気音」「無気音」はどちらも「無声音むせいおん」です。
そのため声帯をふるわせずに(にごらせずに)発音します。

有気音と無気音を区別するのは簡単ではありません。

ですが、これを区別しないと、自分が意図したはずの単語がその発音を聞いた人にとって他の単語に変わってしまう、なんてことも起きうるため、ぜひ意識して発音していきたいところです。

こちらの記事内で詳しくお話ししています。

子音を発音する際のもう一つのポイントである「末子音」の発音の仕方については、別の講義回でお話しする予定です。



タイ語の声調

タイ語には、全部で5つの声調があります。

タイ語の声調5種
声調①
声調②\
声調③
声調④/
声調⑤

この5種の声調を並べた音声を用意しました。

【例1】ナー

声調5種(ナー)

声調①から⑤までを順に発音しています。

どれもカタカナで表記すると「ナー(子音n+長母音aa)」ですが、声調が加わることで音が変わることを確認していただけるのではないかと思います。

もう1種、同様の例を挙げます。

【例2】ピー
声調5種(ピー)

こちらも、カタカナで表記すると5語とも「ピー(子音ph+長母音ii)」となりますが、声調が加わることで音が変わることご確認いただければと思います。

今回挙げた例の単語の意味など(一部は単語自体が存在しないものですが)、詳細は別記事でご紹介予定です。

現段階では、タイ語の声調は5種類ある、ということを知っていただければと思います。

タイ語の単語の構造

続いて、タイ語の単語の構造について。

タイ語の単語は、「頭子音」+「母音」+「声調」(+「末子音」)の組み合わせで単語が作られています。

タイ語の単語の構造

(頭)子音

母音

声調

(末)子音

具体的に二つのパターンを見ていきます。

パターン①「頭子音+母音+声調」

「頭子音+母音+声調」で単語が作られるパターンです。

【例1】動詞「来る」

m
(頭子音)


aa
(母音)


声調
(ー)




maa
(マー/มา)
来る(動詞)

【例2】名詞「犬」

m
(頭子音)


aa
(母音)


声調
(∨)




mǎa
(マー/หมา)
(名詞)

【例3】名詞「鶏」

k
(頭子音)


ai
(母音)


声調
(\)




kài
(ガイ/ไก่)
(名詞)

kài(ガイ/ไก่)の音声
【例4】名詞「卵」

kh
(頭子音)


ai
(母音)


声調
(\)




khài
(カイ/ไข่)
(名詞)

khài(カイ/ไข่)の音声

パターン②「頭子音+母音+声調+末子音」

「頭子音+母音+声調+末子音」で単語が作られるパターンです。

【例5】名詞「ご飯」

kh
(頭子音)


aa
(母音)


声調
(∧)


o(w)
(末子音)




khâao(khâaw)
(カーオ/ข้าว)
ご飯(名詞)

khâao(カーオ/ข้าว)の音声
【例6】名詞「海老」

k
(頭子音)


u
(母音)


声調
(∧)


ŋ
(末子音)




kûŋ
(グン(グ)/กุ้ง)
海老(名詞)

【例7】動詞「食べる」

k
(頭子音)


i
(母音)


声調
(ー)


n
(末子音)


kin
(キン/กิน)
食べる(動詞)

【例8】形容詞「好きな」

ch
(頭子音)


ɔɔ
(母音)


声調
(∧)


p
(末子音)




chɔ̂ɔp
(チョー(プ)/ชอบ)
好きな(形容詞)

補足事項

タイ語の単語の構造としては、今回ご紹介したシンプルな構造(単音節)の単語の他に、

二重子音で始まる単語
多音節の単語(複数の音のグループで構成される、主に外来語)

がありますが、まずは「単音節」と呼ばれるシンプルな構造の単語について理解していただければと思います。

おさらい|タイ語講座第14回のポイント

タイ語講座第14回の本記事では、タイ語の音と、音を組み合わせて作られる単語の構造ついてお話ししました。

第14回講座のポイント(おさらい)
母音

基本母音9音

母音は長短あり(長母音と短母音)

長母音+短母音(それぞれ9種で計18種)の他に、二重母音が計3種。

子音

子音21音

声調

声調5種

第14回はここまでです。お疲れ様でした。

母音について、『【タイ語の母音】音の違いと発音のコツ【音声ファイル付き】』の中でさらに詳しくお話ししていますので、どうぞあわせてご確認ください。

第15回はこちらから、第13回に戻る場合はこちらからどうぞ。

【参考文献】
本講座全体の概要はこちら
独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座
独学で自分のペースで学んでいける、超初心者(〜初級)向けタイ語講座【全30回+α】「タイ語を勉強したい、勉強してみたい」という方向けに、ゼロから始められる『超初心者(〜初級)向けタイ語講座』を作りました...
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