PCに関してはこれまでずっとWindowsユーザーだったのですが、現在使用中のdynabook使用歴が4年を超え、まだ現役ではあるものの急に壊れたりすると困るので、iPadやiPhoneとの連携なども考えて、これを機にMacを使ってみようと思い立ち、MacBook Air(M1)を購入しました。
そこで必要になったのがタイ語キーボードです。
私の住んでいる国ではタイ語キーボード版のMacBook Airは手に入らないため、当初はWindowsで行っている方法と同じように、キーボードにシールを貼って対応しようと思っていました。
MacBook Airを購入した後、タイ語のキーボードシールを注文しようとAmazonなどのECサイトをチェックしていたところ、見つけたのがこのシリコンキーボードカバーです。
半信半疑ながらも、規格の合うMacBook Airであれば意外にレビューが良かったこと、価格も(仮に使えないものだったとしても)勉強(人柱)代と思える額だったこともあり、購入してみることにしました。
そして今、シリコンカバーをキーボードにつけた状態でこの記事を書いています。
若干の気になる点はあるものの、元のキーボード(アラビア語)を将来的には使いたいと思っており、できれば直接シールを貼らないでおきたかったので、購入して良かったと思っています(今のところの感想)。
ただし、2021年5月時点で、日本のAmazon(Amazon.co.jp)では取り扱いが無いようで、海外のAmazon(Amazon.comなど)からの購入(個人輸入)となるようです。
※タイにお住まいの方であれば、LazadaやShopeeといったタイのECサイトからも購入可能です(2021年6月時点、詳しくはこちら)。
私も居住国のAmazonで購入しましたが、海外からの配送となりました。
そんな話をまとめてみます。
- MacBookユーザーでタイ語(*)キーボードが欲しいと思っている方
- MacBookユーザーでタイ語キーボードが欲しいけど、シールは貼りたくない方
(*)2021年5月時点で、タイ語の他にアラビア語、韓国語、ロシア語、スペイン語がありました。
では、はじめます。
MacBook Air(M1)用のタイ語シリコンキーボードカバー
今回購入したシリコンキーボードです。
※半分に折った状態で届いたため、上の写真では中心(特に台紙部分)に線がうっすらと入っています。伸ばした状態で1日置いておいたところ、シリコン部分の中心線は無くなりました。
薄さはこのくらいです。
(公式サイトの情報によると、厚みは0.1インチ(=0.254cm))
裏はこんな感じです。
シールのように粘着はしませんが、埃などはつきやすいかもしれないです。
裏側の全体像。
拡大するとこんな感じです。
思っていたよりも薄くてやわらかく、良い印象を受けました。
きつい匂いが無いのも好ポイントです。
シリコンキーボードカバーをMacBook Airにつけてみる
キーボードの配列の違い(EU/UK配列とUS配列)
上段がMacBook Air(M1)、下段がシリコンキーボードカバーです(下の緑色の紙は台紙です)。
実は私が購入したMacBook Airはアラビア語版でEU/UK配列と同じタイプのものだったのですが、今回購入したシリコンキーボードはUS配列版しかありませんでした。
「将来的にアラビア語もPCで入力できたら」と思い、購入時にUS配列ではなくアラビア語版(EU/UK配列)を選択したのですが、タイ語を入力する機会のほうが圧倒的に多いのが現状です。
タイ語は文字や符号が多いためブラインドタッチが難しく、ある程度のボリュームの入力を行う場合、都度MacBook Air内のバーチャルキーボードを使うのはやはり効率が落ちるんですよね。
タイ語のキーボードシールを買おう、とネットで探していた時に知ったのがこのシリコンキーボードカバーでした。「これは良いかも!」と思ってよくよく見てみると「US配列」にのみ対応しているとのこと。
これを知った時点で既にアラビア語版のMacBook Airを購入済みだったので、「US配列」のMacBook Airにしなかったことを若干後悔もしたのですが、この時点で使い始めていましたし、「もうこれはしょうがない」と諦めることに。
ただ、「アラビア語版(EU/UK配列)」のキーボードと「US配列」のキーボードを観察してみると、どうやらそこまで違いはなさそうだ、とも。
ダメ元でこのキーボードカバーを購入し試してみて、うまく使えないようなら配列が異なるキーの部分のシリコンをカットしてしまってもいいのかもしれない、と思い購入を決めました。
上段がアラビア語版(EU/UK配列)のMacBook Air、下段がUS配列のタイ語シリコンキーボードカバーです。
異なる部分を赤で囲ってみます。
目視で確認できた異なるキー配列は2ヶ所ありました。
1ヶ所目(右側の①)ですが、タイ語側の赤枠内の上段のキーは今はもう使われていない(廃字になった)タイ文字二文字(ฅとฃ)なんですよね。
「ฅ」は顔文字などでよく使われていますが、この二文字とも通常のタイ語の文章には出てこないため、入力することはほぼ無い文字なんですよね。
バックスラッシュ(\)や「|」といった符号類もタイ語キーボードで入力する必要はなさそうですし、キーボード左側の②のキー配列が異なる部分も、シフトキーに隠れる部分は使う機会がほぼないと思われるキーなので気にしなくて良いのかな、と。
総じて、「入力」という意味では配列が異なる部分があってもそこまで問題がなさそうな印象を受けました。
※もちろん、選択肢があるのであればUS配列のほうがサイズ感がピッタリ合うので使い心地が良くなると思います。
シリコンキーボードカバーのフィット感
気になるのは、キーボードに対するシリコンカバーのフィット感です。
MacBook Airのキーボードの上に乗せてみます。
実際に見ていただいたほうが良いと思いますので、写真多めでご紹介します。
これは上から撮った写真なのですが、ぱっと見はシリコンカバーをつけていないようにさえ見えます。
文字の部分の「かすれ」などもなく、とても綺麗です。
ただ、タイ文字がキーの左側にあって、アルファベット(ラテン文字)が右側にあるんですよね。
通常は逆なので気になる方は気になるかもしれないです。
(私もいつも見る位置と少し視点が変わるので、若干慣れないと感じることがあります)
そして先ほど見た配列の違いの部分。
しょうがないのですが、どうしても若干浮いた感じになっています。
Touch IDの部分はくり抜かれているので、認証時に問題なく使えます。
これはとても良いです。
横から見ると、ほんの少しですがシリコンキーボードが浮いた感じになっていることが見て取れます。
この最後の写真が一番分かりやすいかもしれないですね。
使い続けるうちに指圧などで徐々にフィットしてくるのかもしれませんが、使い始めだとこんな感じで少し浮いた感じがあります。
そのため、シリコンカバーをつけていない時と比べると、キーボードの打ち心地が若干悪くなるというか、シリコンに指を取られるというか、少し力を入れながら打つ必要があるように感じています。
取り外しが簡単にできるので、「タイ語を一定時間入力しない時などは外して必要な時だけつける」、といったこともしてもいいかもしれないですね。
※この「シリコンカバーが浮いた感じになっている」という件は、配列が異なるキーボード(なのに無理やり使っているの)が原因で起きている話なのかもしれません。
US配列のMacBook Airであればフィット感は格段に良くなると思います。
なお、Amazon内の公式サイトの説明によると、ウォータープルーフ仕様かつ水洗いもできるとのこと。
ただ、裏面は埃などがつきやすい印象を受けたので、洗ってタオルなどで拭くと繊維が残ってしまいそうな気がします。
ですので、両面をざぶざぶ洗う、というよりは表面のみを拭くぐらいでも十分かな、とも思います。
購入したタイ語シリコンキーボードカバーの詳細
著者が実際に購入したシリコンキーボードカバー
今回購入したのは、こちらの「ProElife」のシリコンキーボードカバーです。
【A2179】
MacBook Air(M1)
【A2337】
に対応しているキーボードを購入しました(私は送料(海外配送)含め約4,000円で購入)。
残念ながら2021年5月時点では日本国内では取り扱いが無いようで、海外のAmazon(Amazon.comなど)で購入可能です。
タイ語以外にも、アラビア語、韓国語、ロシア語、スペイン語がありました(2021年5月時点)。
タイにお住まいの方ならネットでも購入可能(Lazada、Shopee)
今回ご紹介したものと完全に同一ではないようですが、タイのECサイト(オンラインショップ)でも取り扱いがありましたのでご紹介します(2021年6月時点の情報)。
https://www.lazada.co.th/products/2020-macbook-air-13-m1-a2337-a2179protector-i1888438896.html
(商品名「ภาษาไทยแผ่นครอบแป้นพิมพ์สำหรับ2020 Macbook Air 13 M1 A2337 A2179แป้นพิมพ์ซิลิโคนProtector」)
(商品名「พร้อมส่ง ซิลิโคน คีย์บอร์ด Silicone keyboard MacBook ภาษาไทย/TPU ทุกรุ่น Layout US」)
上に挙げたものは一例ですが、値段も90〜150バーツ(300〜500円)と、Amazon.com等の海外サイトで購入するのと比べ買いやすい価格帯であるように感じます。
MacBook Air(M1)に限らず、MacBook Airの他のモデルやMacBook Proに対応しているシリコンカバーもあるようですので、気になる方は是非ECサイトをチェックしてみてください。
タイのECサイト(オンラインショップ)については、以下の記事でもご紹介しています。
予想以上に使えそうなシリコンキーボードカバー
本記事では、MacBook Air(M1)に使えるタイ語のシリコンキーボードカバーについてお話ししました。
キーボードシールと比べると、シールを貼ったキーボードのほうが打ちやすさはありますが、貼ったり剥がしたりが容易にできないことを考えると、取り外ししやすいこちらのシリコンキーボードカバーも選択肢の一つとして良いかな、と思います。
MacBook Airでのタイ語入力が快適になりそうな、嬉しい買い物でした。
使い始めたところなので、引き続き使ってみて適宜感想などをアップデートしていきたいと思います。
WindowsのノートPCにタイ語のキーボードシールを貼った話は、こちらから見ていただけます。