『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』の第7回です。
第7回講義のポイントは、タイ語の過去形の作り方です。
本講義では、タイ語の過去形についての基本的な考え方と、過去を表す際の表現をご紹介します。
→過去を表す単語を使うことで「過去」を表す
→動詞の前に「マイ・ダイ(mâi dâi/ไม่ได้)」を置くことも
記事内で詳しくお話していきます。
本記事の流れです。
- 第7回のポイント
↓ - 例文3種
【例文1】昨日、僕はタイ料理を食べた
【例文2】昨晩、私たちは霊を見た
【例文3】昨日、私は大学に行かなかった【否定文】
↓ - タイドラマ『2gether』に出てくるセリフを確認する
↓ - まとめ:
タイ語での過去形の作り方
例文を3種類見た後に、タイの人気BLドラマ『プロ・ラオ・クーガン/2gether The Series』に出てくるセリフ(ワンフレーズ)を3シーン、ご紹介します。
そして最後にもう一度、本記事のポイントをおさらいします。
※タイドラマ『2gether』のセリフを先にチェックしたい方は、こちらのリンクから該当部分(本記事後半)をご確認いただけます。
では、はじめます。
タイ語講座第7回のポイント:過去形の作り方
今回の講義のテーマは、「タイ語の過去形の作り方」です。
タイ語の過去形でおさえておきたいポイントは、大きく分けて2点あります。
- タイ語には動詞の活用がない=単語の形が変化しない。
従って、動詞の「過去形」も存在しない。
↓
過去を表す単語を出すことで「過去」を表す(*)
(*)過去を表す単語がない場合でも、その場面の状況や文脈から過去の出来事と読み取れる場合もあります。
- タイ語の否定文で過去を表す場合は、動詞/形容詞の前に「マイ・ダイ(mâi dâi/ไม่ได้)」を置く
この否定文で過去を表す場合、「マイ・ダイ(mâi dâi/ไม่ได้)」の位置(語順)がポイントです。
「マイ・ダイ」の位置は、主語と動詞(形容詞)の間です。
主語+マイ・ダイ+動詞+目的語
主語+マイ・ダイ+形容詞
それでは、各ポイントごとに例文を見ていきます。
タイ語否定文のポイント①:過去を表す単語を使う
まずは ポイント1 でお話した、
過去を表す単語を出すことで「過去」を表す
という点について、実際に例文を挙げながら説明していきます。
【例文1】昨日、僕はタイ料理を食べた
最初にご紹介する例文は「昨日、僕はタイ料理を食べた」という文章です。
mɯ̂a waan níi phǒm kin ʔaahǎan thai
เมื่อวานนี้ ผม กิน อาหารไทย
過去形ではない現在形の「僕はタイ料理を食べる」という文章と比べてみます。
ポム キン アーハーン・タイ
(僕はタイ料理を食べる)
⇕
ムアワーンニー ポム キン アーハーン・タイ
(僕はカオマンガイを食べた)
現在形と過去形の文章の違いは、「ムアワーンニー(昨日)」という単語があるかどうか、ということが見て取れます。
もう1点注目していただきたいのは、「食べる」という動詞の部分です。
日本語の場合、過去を表す場合は「食べる」→「食べた」のように動詞の形が変わります。
一方、タイ語では、過去の表現にする場合でも「キン」→「キン」と、動詞の形が変わっていません。
【例文2】昨晩、私たちは霊(お化け)を見た
次にご紹介する例文は「昨晩、私たちは霊(お化け)を見た」という文章です。
mɯ̂a khɨɨn rao hěn phǐi
เมื่อคืน เรา เห็น ผี
先ほどの【例文1】と同様に、過去形ではない現在形の「私たちはお化けを見る」と比べてみます。
ラオ ヘン ピー
(私たちはお化けを見る)
⇕
ムアクーン ラオ ヘン ピー
(昨晩、私たちはお化けを見た)
ここでも「昨晩」を意味する「ムアクーン」という語が入ることにより、タイ語の動詞の形は「ヘン」のまま変わらないものの、意味は「見る(現在)」→「見た(過去)」になります。
動詞「ヘン」は、「(視界に入って)見える、見かける、目にする」という意味を持っています。
日本語訳は「見る(見た)」としていますが、厳密には「視界に入って見える(見えた)」となります。
単語 | 意味 |
---|---|
ムアクーン(ニー) (mɯ̂a khɨɨn(níi)) (เมื่อคืน(นี้)) | 昨晩 |
ラオ (rao/เรา) | 私たち |
ヘン (hěn/เห็น) | (視界に入って)見える 見かける、目にする (動詞) |
ピー (phǐi/ผี) | 霊、幽霊、お化け |
【タイ語の特徴】語形変化がない
タイ語の特徴の一つに、語形変化を行わない(=単語の形は常に1つ)というものがあります。 そのため、動詞も、それが過去形であれ、未来形であれ、常に同じ語を使います。
日本語・英語と比較し、2つ例を挙げてみます。
最初の例は「行く」という動詞です。
英語 | 日本語 | タイ語 |
---|---|---|
go | 行く | パイ (pai/ไป) |
went | 行った ※「go」の過去形 | パイ (pai/ไป) |
gone | (い)なくなった、過ぎ去った etc. ※「go」の過去分詞 | パイ (pai/ไป) |
英語は、
現在形「go」ー 過去形「went」ー 過去分詞形「gone」
とそれぞれ単語が変わり、語形変化があります。
日本語も、
現在形「行く」ー 過去形「行った」
のように活用があります。
これに対し、タイ語は常に「パイ」のまま一定です。
次に、人称代名詞「私たち」の例を挙げてみます。
英語 | 日本語 | タイ語 |
---|---|---|
we | 私たちは | ラオ (rao/เรา) |
our | 私たちの | ラオ (rao/เรา) |
us | 私たちに(を) | ラオ (rao/เรา) |
英語の場合、同じ「私たち」でも、「私たちは(主格)」「私たちの(所有格)「私たちに(目的格)」はそれぞれ「we」「our」「us」と単語が変わります。
日本語の場合は「私たち」自体の形は変わりませんが、「は」「の」「に(を)」といった助詞をつけることで、英語の格に相当する意味を有します。
一方タイ語はどうかというと、英語のように単語の形が変わるわけでもなく、日本語のように助詞がつくこともなく、先ほど見た動詞の例と同じで、単語は常に一定(「ラオ」)で語形変化はありません。
こういったタイ語のように単語の語形変化がない言語を「孤立語」と言います。
タイ語のような孤立語の場合、単語の形が時制や格、数によって変化しない(変わらない)一方、語順や文脈が意味の違いを判断する需要な要素となります。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/孤立語
タイ語否定文のポイント②:過去形「マイ・ダイ+動詞」の使い方
続いて、二つ目のポイントである、
否定文で過去を表す場合は「マイ・ダイ」を動詞の前に置く
について、例文をもとに見ていきます。
【例文3】昨日私は大学に行かなかった
三つ目の例文は、「昨日、私は大学に行かなかった」という否定文です。
mɯ̂a waan(níi) chán mâi dâi pai mahǎalai
เมื่อวาน(นี้) ฉัน ไม่ได้ ไป มหาลัย
否定文のうち、自分(または動作の主体者)の意志を伴う動詞で過去にその動作が行われなかったことを表す場合に、動詞の前に「マイ・ダイ(mâi dâi/ไม่ได้)」をつけます。
単語 | 意味 |
---|---|
パイ (pai/ไป) | 行く(動詞) |
ムアワーン(ニー) (mɯ̂a waan(níi)) (เมื่อวานนี้) | 昨日 ムアワーンニー=ムアワーン ※「ニー」は省略されることも |
マハーライ (mahǎalai) (มหาลัย) | 大学 ※マハーウィッタヤーライ (mahǎa-wítthayaalai/มหาวิทยาลัย) の略 |
「マイ・ダイ(mâi dâi)+動詞」を使った過去の否定文のポイント
ここで、「マイ・ダイ(mâi dâi)+動詞」を使った過去の否定文について、そのポイントを整理してみます。。
- マイ・ダイ(mâi dâi/ไม่ได้)+動詞
⇒その動作(や状態(*))が成立・実現するに至らない
(*)状態を表す動詞や形容詞であっても、「その状態に達していない」「そのようにはなっていない」というニュアンスを持つ場合は「マイ・ダイ+動詞(形容詞)」が可能
この「マイ・ダイ」の「マイ」の部分は、第3回講義『否定文の作り方』で学習した、否定を意味する「マイ((mâi/ไม่)」です。
ここで重要なのは語順です。
過去を表す「マイ・ダイ(mâi dâi/ไม่ได้)」は、必ず動詞(または形容詞)の前に置きます。
「マイ・ダイ(mâi dâi/ไม่ได้)」は動詞(形容詞)の前に置く
語順が重要というのには、理由があります。
語順を変えると意味が変わってしまう、という話を実際の例をもとに見てみます。
「マイ・ダイ」の位置が変わると、意味がどう変わるのか?
「マイ・ダイ(mâi dâi/ไม่ได้)」を動詞の後ろに置くと「〜できない」という、全く別の意味になります。
先ほどの例で見た、「マイ・ダイ パイ(行かなかった)」を例に挙げて見てみます。
mâi dâi pai
ไม่ได้ ไป
行かなかった
pai mâi dâi
ไป ไม่ได้
行けない(行くことができない)
※「〜できる」「〜できない」等「可能形の作り方」については、第12回講義で詳しくお話ししています。
【もう少し詳しく知りたい方へ】「マイ・ダイ+動詞」と「ダイ+動詞」
否定の過去形が「マイ・ダイ+動詞」で表せるなら、「~した」という肯定の過去形は「ダイ+動詞」で表せるのでは……?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
それは非常に鋭いご指摘かと思います。
結論から言うと、「ダイ(dâi/ได้)+動詞」の表現もあります。
が、この場合は一般的な過去表現ではなく、特に「動作(や状態)の達成、実現」を表す言い方となります。
例えば、先に挙げた例文3に関連して、仮に「何かしらの事情でこれまで大学に行けず、昨日ついにそれが実現した」という特別なニュアンスを含む文章の場合には、「ダイ(dâi/ได้)+動詞」を用いて次のように言うことが可能です。
ムアワーン(ニー)チャン ダイ パイ マハーライ
mɯ̂a waan(níi)chán dâi pai mahǎalai
เมื่อวาน(นี้)ฉัน ได้ ไป มหาลัย
より詳しく知りたい方向けに説明を加えましたが、初心者の方には少し難易度が高めですので、現時点では「ふーん、そういうこともあるのかー」程度に流していただいて大丈夫です。
本講義では、より頻繁に登場する否定の過去形「マイ・ダイ+動詞」の言い方を知って(覚えて)いただきたいと思います。
タイドラマでみる、タイ語の過去形
ここからは、タイのBLドラマ『プロ・ラオ・クーガン/2gether The Series』のシーンをご紹介していきます。
タイのBLドラマ『2gether』のセリフ①
最初にご紹介するのは、第11話でSarawatが一年前にTineに初めて会った後に撮った動画内のセリフです。
วันนี้ผมเจอคุณครั้งแรกที่งานคอนเสิร์ต Scrubb
出所(ที่มา):เพราะเราคู่กัน 2gether The Series EP.11 4/4 3:24~3:29
(ワンニー ポム チュー クン クラン(グ)レーク ティー (ン)ガーン コーンスゥー(ト)Scrubb)
※括弧書き、及び太字は本記事の著者によるもの
コンサートでTineに会ったことを伝えるセリフですが、特に注目していただきたい動詞とその前後の文章(引用内太字部分)をピックアップします。
wanníi phǒm cəə khun khráŋ ræ̂æk
この文章の動詞は、「会う」という意味の「チュー」です。
その前後には、「僕」を意味する「ポム」と「あなた(英語の you に相当)」を意味する「クン」が来ています。
冒頭の「ワンニー」は「今日」を、最後の「クラン(グ)レーク」は「初めて」を意味する語です。
整理すると、以下のような意味になります。
wanníi phǒm cəə khun khráŋ ræ̂æk
今日僕はあなたに初めて会った
ここでポイントなのは、意味が過去になることです。
「今日」と言っていますが、ドラマの流れを見ると、コンサートでSarawatがTineに会ったのは、この動画を撮影している時点では過去の話であることがわかります。
そのため、明確な過去を表す言葉がない場合でも、過去の出来事としてこういった表現がなされます。
この場合、受け手(聞き手)は前後の状況(文脈)から、この文章は過去の出来事を指していると判断することになります。
Sarawatのセリフ全体の意味はこちらです。
wanníi phǒm cəə khun khráŋ ræ̂æk thîi ŋaan khɔɔnsə̀ət Scrubb
今日、Scrubbのコンサートで僕はあなたに初めて会った
単語 | 意味 |
---|---|
ワンニー (wanníi) (วันนี้) | 今日 |
チュー (cəə) (เจอ) | 会う(動詞) |
クラン(グ) (khráŋ) (ครั้ง) | 回 |
レーク (ræ̂æk) (แรก) | 最初の、初め |
クラン(グ)レーク (khráŋ ræ̂æk) (ครั้งแรก) | 初めて、初回 |
ティー (thîi/ที่) | 場所を表す前置詞 (英語の「at」に相当) ※後の講義回で詳しくお話しする予定です |
(ン)ガーン (ŋaan) (งาน) | イベント・行事 ※「仕事」「業務」という意味もあり |
コーンスゥー(ト) (khɔɔnsə̀ət) (คอนเสิร์ต) | コンサート (英語の「concert」) |
タイのBLドラマ『2gether』のセリフ②
続いて、同じくタイのBLドラマ『プロ・ラオ・クーガン/2gether The Series』から、第1話のワンシーンをご紹介します。
Tineとの待ち合わせにやってきたGreen。
「待った?寂しかったでしょ?」とGreenから聞かれて答えたTineのセリフです。
ไทน์ไม่ได้เหงานะ เพราะว่าไทน์ไม่ได้รอคนเดียว
出所(ที่มา):เพราะเราคู่กัน 2gether The Series EP.1 1/4 13:34~13:39
(タイ マイ ダイ ンガオ ナ プロ ワー タイ マイ ダイ ロー コン ディアオ)
※括弧書き、及び太字は本記事の著者によるもの
まだ学習していない表現が出てきているので、それはまたそのテーマの講義内で改めてご紹介します。
ここでは、本講義で学習した「マイ・ダイ/mâi dâi」という表現にぜひ注目してください。
Tineのこのセリフで、「マイ・ダイ」という表現は2回登場します。
一つずつ見ていきます。
Thai(=Tine) mâi dâi ŋao ná
「ンガオ(ŋao/เหงา)」は、「寂しい」という意味の形容詞です。
ここでは、Greenから「寂しかったでしょ?」と聞かれて、「Tine(自分のこと)は寂しくなかった(=寂しいという状態には達しなかった)」と答えています。
また、文末についている「ナ(ná/นะ)」は、親密で柔らかい表現で日本語の「~よ、~ね」に相当します。
(第1回講義のタイドラマのセリフにも出てきました)
この文章を訳すと以下のようになります。
Thai(=Tine) mâi dâi ŋao ná
Tine(僕)は寂しくなかったよ
途中少し飛ばして(後で説明します)、後半の「マイ・ダイ」の文章を先に見てみましょう。
Thai(=Tine) mâi dâi rɔɔ khon diao
「ロー(rɔɔ/รอ)」は、「待つ」という意味の動詞です。
また、「ロー(待つ)」の後ろの「コン・ディアオ」で「一人」という意味になります。
この文章を訳すと以下のようになります。
Thay(=Tine) mâi dâi rɔɔ khon diao
Tine(僕)は一人で待っていなかった
先ほど飛ばしたこの2つの文章の間にある「プロ・ワー」は、理由を説明する際に用いる語です。
「ワー」の後ろに理由(文章)が来ます。
:~なので、〜だから(because)
「プロ・ワー(phrɔ́ wâa/เพราะว่า)」〜
:〜という理由で、〜というわけで
※「プロ(phrɔ́/เพราะ)は、後の講義回で説明する予定ですので、その際に学習いただければと思います。
今回のTineのセリフ全体を訳してみると、以下のようになります。
プロ ワー
タイ マイ ダイ ロー コンディアオ
Thai(=Tine) mâi dâi ŋao ná
phrɔ́ wâa
Thai(=Tine) mâi dâi rɔɔ khon diao
一人で待っていたんじゃないんだ(から)。
単語 | 意味 |
---|---|
ンガオ (ŋao) (เหงา) | 寂しい |
プロ (phrɔ́) (เพราะ) | ~なので ※英語の「because」に相当 (「プロ」の後ろに理由が来る) |
ロー (rɔɔ) (รอ) | 待つ |
コン・ディアオ (khon diao) (คนเดียว) | 一人(だけ) コン:人 ディアオ:一つだけの |
ナ (ná/นะ) | 相手に同意を求めるや強調したい時などに使われる、親密で柔らかい表現 日本語の「~ね、~よ」に相当 |
タイのBLドラマ『2gether』のセリフ③
Tine、Phuak、Fong、Ohmの4人での会話のシーン。 久しぶりに自由になった(と感じた)Tineが言ったセリフです。Tine:ไม่ได้เป็นอิสระแบบนี้มานานแล้วว่ะ
出所(ที่มา):เพราะเราคู่กัน 2gether The Series EP.7 3/4 8:06~8:08
(マイ ダイ ペン イッサラ ベー(プ)ニー マー ナーン レーオ ワ)
※括弧書き及び太字は本記事の著者によるもの
「マイ・ダイ」の後ろに続く「ペン・イッサラ」は「自由である」という意味の語です。
「マイ・ダイ ペン・イッサラ」で、「自由ではなかった」という過去の否定表現になります。
mâi dâi pen ʔìtsarà
自由ではなかった
その他の単語ですが、「ベー(プ)ニー」で「こういった」、「マー・ナーン・レーオ」で「(こういった状態が)長い間続いてきた」という意味です。
ここまでを直訳すると以下のような文章になります。
mâi dâi pen ʔìtsarà bæ̀æp níi maa naan lǽæo
こういった自由がない状態が長い間続いてきた
「ワ」は友達など親しい間柄の者同士で使う文末表現で、これを含め文章全体を自然な感じに訳してみます。
mâi dâi pen ʔìtsarà bæ̀æp níi maa naan lǽæo wâ
こんな風に自由になったのは久しぶりだぜ
単語 | 意味 |
---|---|
ペン (pen) (เป็น) | 〜である ※詳しい使い方は第9回講義にて |
イッサラ (ʔìtsarà) (อิสระ) | 自由な 「ペン・イッサラ」で「自由である」 |
ベー(プ)ニー (bæ̀æp níi) (แบบนี้) | このように、こういった |
マー・ナーン・レーオ (maa naan lǽæo) (มานานแล้ว) | もう長い間(こういった状態)が続いてきた |
ワ (wâ/ว่ะ) | ここでは「友達など親しい間柄の者同士で使う親しみを込めた文末表現」 ※「ワ」は他にも、不満や失望を表すときに使ったりもします (状況(文脈)次第) |
おさらい|タイ語講座第7回のポイント
タイ語講座第7回の本記事では、タイ語の否定文の作り方について説明しました。
- タイ語には、動詞の「過去形」は存在しない。
→過去を表す単語を使うことで「過去」を表す - 否定文の場合
→動詞の前に「マイ・ダイ(mâi dâi/ไม่ได้)」を置くことも
第7回はここまでです。お疲れ様でした。
第8回へ進む場合はこちらから、第6回に戻る場合はこちらからどうぞ。
- 冨田竹二郎編『タイ日大辞典』(めこん)
- 宇戸清治編『パスポート初級タイ語辞典』(白水社)
- 三上直光著『タイ語の基礎』(白水社)
- 宇戸清治著『初級タイ語のすべて』(IBCパブリッシング)
- JittiRain著『2gether vol. 1 (เพราะเราคู่กัน 1) 』(everY)※電子書籍