初心者の方に利用していただける、タイ語のオンライン講座『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』を作りました。
本記事で詳しくご紹介していきます。
『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』各講義回のテーマ
【基本編】『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』
『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』は、当サイト『ぱさたび』内に設置しています。
全30回で構成される【基本編】の各回ごとのテーマは次の通りです。
回 | 各回のポイント(テーマ) ※リンクをタップ(クリック)すると、該当のページに飛びます |
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第1回 | 文の構造:基本はSVO (主語+動詞+目的語) |
第2回 | 動詞と形容詞 用法上は動詞=形容詞 |
第3回 | 否定文の作り方「~ない」 |
第4回 | 形容詞・動詞を修飾する語(4語) |
第5回 | 丁寧文の作り方「~です」 |
第6回 | 名詞の修飾:単語を修飾する際は後ろから (日本語とは逆) |
第7回 | 過去形の作り方「~た」 |
第8回 | 未来形の作り方「~する(ことにする、ことになる)」 |
第9回 | be動詞に相当する動詞「ペン」の使い方 「AはBである」 |
第10回 | 「そうです」「そうではありません」の言い方 |
第11回 | 疑問文の作り方①「マイ」を使った疑問文 |
第12回 | 可能形の作り方「~できる」「できない」「できる?」 |
第13回 | 願望を表す表現「~したい」「~がほしい」 |
第14回 | タイ語の「音(音韻・発音)」の概要 [関連音声データ] 母音 子音(有気音と無気音) 声調 発音が難しい子音 末子音の発音のポイント 末子音 |
第15回 | 義務「しなければならない」と不要「しなくてもよい」 |
第16回 | 「〜している」「〜の状態にある」の言い方 |
第17回 | 完了形「もう~した」と「まだ~していない」 |
第18回 | 禁止を表す表現「~するな、〜しないで」 |
第19回 | 類別詞について① |
第20回 | 類別詞について② |
第21回 | 疑問文の作り方②「ルー」を使った疑問文 |
第22回 | 疑問文の作り方③「ルー・プラーオ」を使った疑問文 |
第23回 | 過去の経験「~したことがある」「したことがない」 |
第24回 | 「~し始める」「したばかりだ」の言い方 |
第25回 | よく出てくる接続詞6種 |
第26回 | 疑問詞を使った疑問文 |
第27回 | 疑問詞を使った疑問文 「いくら」「なぜ」 |
第28回 | よく出てくる前置詞 |
第29回 | もし(if)、〜の時(when)、文をつなぐ「ワー」の使い方 |
第30回 | 比較級(〜より)と最上級 |
【独学用サポート資料】タイ語の音声データ
タイ語の習得のカギの一つとなるのが「音」です。
実際に聞いていただける音声データを用意しましたので、リスニング教材として講義内容とあわせご活用ください。
(タイ語の音の概要については、第14回講義(基本編)をご確認ください)
No. | 音声データ内容 ※リンクをタップ(クリック)すると、該当のページに飛びます |
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音声1 | タイ語の母音 |
音声2 | タイ語の子音【有気音と無気音】 |
音声3 | タイ語の声調 |
音声4 | 意識して発音したいタイ語の子音 |
音声5 | タイ語の末子音 |
音声6 | タイ語の月(1〜12月)と各曜日の言い方 |
【応用編】『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』
『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』【基本編】を修了された方向けに、レベルを少し上げた内容【応用編】の中でご紹介していきます。
関連する【基本編】の講義内容の補足説明等、【基本編】で学習中の方にも見ていただける内容も用意しています。
回 | 各回のポイント(テーマ) ※リンクをタップ(クリック)すると、該当のページに飛びます |
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第1回 | 名前と年齢の伝え方(「AはBである」の応用) |
第2回 | 「ダーイ」以外の可能表現2種「ペン」と「ワイ」 |
第3回 | 「コー(ขอ)」の使い方:「〜させてください」と「〜をください」 |
第4回 | 「いる・ある」をタイ語で:「ミー」と「ユー」の使い分け |
本講座の活用方法
- 『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』【基本編】を第1回から読み学習する
(順番毎に学習していくのがポイント)
※第1回講義はこちらから - 各回のポイントとなる箇所を理解する
- 例文や例に挙げた単語に音声ファイルがある場合は、音も聞いてみる
- 各回ごとに、その回の内容に合ったタイドラマのセリフを紹介しているので、セリフを確認して実際の使われ方を見てみる
- 1テーマごとのレッスン時間は1時間半〜2時間を想定
- 週に2テーマずつ学習していくと、【基本編】は約4か月で終了する
本講座をつくった背景と著者の思い
本講座は、第1回から順番に記事を読み進めていくことで少しずつタイ語のことが勉強できる、というものを想定して作成しています。
独学での学習を想定したため、1回に学ぶ分量はできるだけ限定し(基本は各回=1トピック)、習っていないことが途中で出てきてしまったりしないよう、脱落してしまう要素をできるだけ排除した形で体系的に学習できるように設計しました。
例文や例に挙げた単語には、タイ人ネイティブの音声をつけるようにしました。
タイ語の難しい要素の一つとされる「音」に、早い段階から親しんでいただきたいという思いから音声データをつけていますので、ぜひ音声を再生しながら学習を進めていただければと思います。
(ご覧になられた時点で音声データが掲載されていないものは、現在収録/作業中のものです。音声データが掲載されるまでしばらくお待ちください)
以下の画像のように、グレーで表示されている部分が音声データです。
この中の再生ボタン(▶︎のマーク)を押していただくと、音声が流れます。
初心者向け講座のため、ゆっくり2回同じ文章(または単語)が流れます。
ぜひこの音声データも活用して、学習を進めていただければと思います。
※本来男性が話す文章も女性の声で流れますが、その点はご了承ください。
また各回ごとに、その回で学んだ内容がどのように実際の生活の中で使われているかが分かるよう、学習した内容が反映されているタイドラマのセリフを引用する形でご紹介し、学習者の皆様自身でご確認いただけるようにしました。
タイのドラマは面白いものがたくさんありますが、本講座ではサイト『ぱさたび』読者の方からリクエストをいただいた、現在人気のタイのBLドラマのワンシーンに登場するセリフをご紹介していきます。
ドラマ内のタイ語を理解する、というのはなかなか難しい(ハードルが高めな)のですが、理解するために必要な基本的知識をある程度知った上で、その内容が出てくるシーンを確認することで、初心者・または初級レベルの方にもできるだけ理解してもらえるような形を採用しました。
かねてより「タイ語を勉強したいと思っている初心者の方向けに『ぱさたび』の中で何か提供できたらいいな」と思っていたのと、対面やオンラインのレッスンで使用するためにこれまでに作成した資料をアレンジしてサイトに載せたら、タイ語を学習したいと思っている読者の方に、勉強をはじめるきっかけとしてもらえるのでは、と思ったのが本講座を設置した背景です。
また、著者自身が比較的最近、新しい言語をゼロから学ぶ機会が何度かありました(サンスクリット・パーリ語、アラビア語)。
自分自身が外国語(特にマイナー言語)を学習する初心者側に立つと、「こういうものがあれば」「こういう情報がネットでも見られれば」等、改めて感じたり見えてくるものがありました。
自分が新しい言語に興味を持って「勉強してみたい」と思ったときに、インターネット上に何かしら「学ぶきっかけ」のようなものがあればいいな、と自身が実際に感じた経験も、今回このような初心者向けの講座を作るきっかけとなったように感じます。
本講座を利用する際の注意事項(利用前にお読みください)
講座のタイトルの通り、本講座はタイ語をイチ(またはゼロ)から学習する方を想定して作成したものです。
そのため、各回で勉強していく内容は、シンプルでわかりやすいものとなることを心がけました。
また、初心者~初級レベルの段階では不要と思われる情報は、説明することで逆に学習者の方が混乱してしまう事態を避けるべく、あえて説明を省いていることもあります。
本来、言語というものはそれがどんな言葉であれ奥深いものであり、そこが外国語学習の魅力でもある、と認識しております。
それを簡潔にお話しするということは、言語の奥深さを端折っているようで矛盾するのではないかという思いが著者自身もあるのですが、本講座ではあくまで「簡潔さ・わかりやすさ」にこだわりました。
その点は予めご了承ください。
その他、本講義作成にあたっての前提事項です。
- 音を分かりやすく理解してもらうために、あえて「カタカナ」も用いています。
ですが、タイ語の音(特に母音)は日本語の母音よりも数が多く、カタカナでタイ語の音を表すのは厳密には難しいことを頭の片隅に入れておいていただきたいと思います。 - 音に関し、カタカナに加え「フォネティック(phonetic)」と呼ばれる、ラテン文字(所謂アルファベット)をもとにした音声表記も載せております。
特殊な母音については、本講義内の表記を以下のように統一しております。
ึ→本講義では「ɨ」を使用(「ɯ」と同義)
แ○ะ→本講義では「æ」を使用(「ɛ」と同義) - タイ文字に興味のある方、または文字も並行して学習している方向けに、第1回の講義から、タイ文字でも単語や文章を載せております。
本来、タイ語(タイ文字)は単語と単語の間にスペースを入れない(=分かち書きをしない)言語なのですが、単語をどこで区切るのか、最初の頃は判断が難しいため、学習者向けにあえて単語と単語の間にスペースを入れています。
本講座は、タイ語のすべてをカバーできるものではありません。
本講座では到底説明しきれないほど、タイ語は奥深く面白い言語ですので、本講座の説明内容で「物足りない」あるいは「もっと詳しく知りたい」と思われた方がいらっしゃいましたら、市販のタイ語学習本で勉強する、あるいはタイ語講師の方からレッスンを受ける、タイ語学校に通うなど、ぜひ別の方法も用いてタイ語の知識や理解を深めていってほしいと思います。
最後に、本講座作成にあたって参考にさせていただいた文献です。
- 冨田竹二郎編『タイ日大辞典』(めこん)
- 宇戸清治編『パスポート初級タイ語辞典』(白水社)
- 三上直光著『タイ語の基礎』(白水社)
- 宇戸清治著『初級タイ語のすべて』(IBCパブリッシング)
- JittiRain著『2gether vol. 1 (เพราะเราคู่กัน 1) 』(everY)※電子書籍
『独学で勉強しよう!超初心者向けタイ語講座』をご活用ください
本講座が、タイ語を勉強したいと思っている方にとっての「きっかけ」となれば嬉しく思います。
講座をご利用いただいて、ご感想やご意見などありましたら、ぜひお問い合わせフォームよりコメントいただければ幸いです。
本講座が皆様のタイ語学習のお役に立てますように。